まだまだ台風シーズンですが、台風15号のたまご(熱帯低気圧)が正式に台風となりました!

台風のたまごについて、JTWC(米軍台風警戒センター)や気象庁Windy、の進路予報や天気図から確認していきたいと思います!

熱帯低気圧の風速が 17.2m/s を超えると「台風」ですが、台風にならず熱帯低気圧の状態でも大雨となる可能性もあるため、両方について見ていきます。

台風の影響を受けやすい沖縄・九州ですが、台風15号は上陸なるか?また本州への影響についても合わせて確認していきます。


台風15号たまご最新情報

10月11日現在、台風15号のたまご(熱帯低気圧)が正式に「台風15号」として気象庁からも発表されています。

台風のたまごは南シナ海で発生し、「台風」ないしは「熱帯低気圧」になると見込みとされていた熱帯擾乱が「熱帯低気圧」から「台風」へと発達しました。

気象庁では、台風15号の進路は南シナ海からベトナム方面へと進む予報となっています。

気象庁では「台風」について以下のように定義しています。熱帯低気圧が発達して風速が強まれば「台風」となります。

 熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

 

なお、台風15号は「Linfa(リンファ)」と名付けられています。(ラオスの「木の名前」を意味します。

日本や米国などが加盟する「台風委員会」で用意された140個のうちの77番目の台風名です。

早速、米軍や気象庁の進路予想図についてみていきましょう。


台風15号の米軍台風警報センター(JTWC)の進路図

10月11日現在の米軍JTWC(米軍合同台風警報センター)の台風進路予想図で、台風15号は発生しています。

米軍JTWCでは台風の卵や熱帯的圧の発生を素早く捉えることができ、その発達具合が色でわかります。

10月7日から黄色い丸「91W」の熱帯擾乱があり、「TD=tropical depression(熱帯低気圧)」を経て、現在は赤い矢印で示された「TS17W LINFA(台風15号)」となっています。※「TS=Tropical Storm」=台風です。

(赤い文字で「TS16W」と書いてあるものは先に発生している台風14号になります。)

(米軍)10月11日14時30分
「TS17W LINFA」台風15号となりました。

 

1日前(米軍)10月10日12時00分
台風15号のたまご「TD17W」が発生しています。

「10/0300Z」とあるのは10月10日3時00分を示していますが、アメリカ時間になるのでこれに9時間を足して「10月10日12時00分」時点の位置になります。

台風15号のたまごの進路予想図はベトナム方面へ向かう予報となっています。

次項では気象庁の予想についてみていきたいと思います。

気象庁の進路図と天気図

気象庁ではまだ「台風15号」の発表はありませんが、米軍が示した台風のたまごを「熱帯低気圧b」として発表しており、そちらが台風15号となりました。

まだ台風になるかはわかりませんが、この台風のたまごは米軍同様にベトナム方面へと進む予報となっています。

(気象庁) 10月7日21時50分発表
台風15号はまだ発表されていませんが、「熱帯低気圧b」の進路が発表されています。

 

気象庁の台風としての発表は慎重のようですが、台風にならずとも日本に影響のある「熱帯低気圧」でも発表がある場合があります。台風に発達する場合や、消滅する場合もあります。

なお、気象庁の「アジア太平洋域の天気図」では、10月10日の天気図の左下、南シナ海に「TD」の印が見えます。

(気象庁) 10月10日21時の天気図
画面左下に「TD」=熱帯低気圧の表示あり

これは米軍が捉えているものと同じで「TD=熱帯低気圧」になりますが、今後台風になる可能性もあるので要注意です。

台風は地球の自転の影響で北~北西へ向かう性質を持っているため、離れていても日本方面へと進む可能性がありますが、こちらの熱帯低気圧はベトナム方面へと進みそうです。

また、台風の発達には「海面水温」が大きく関係します。海面水温は9月初旬よりは温度が下がったものの、日本の南ではまだ30度を超えるところがあり、南シナ海で発達する可能性があります。

引き続き注意してみていきます。



台風15号:Windyの進路予想は?

風や波など気象情報を可視化して見ることのできるサービス「Windy」では、ヨーロッパ中期予報センターのデータを使って9日先までの予報を見ることができます。

気になる地域の気象予報を、ブラウザで簡単に見れる他、無料アプリもあってダイバーや釣り人にも好評です。

画面左下の赤い「▶︎」ボタンを押すと自動で日付が進むよ!隣の白いバーで好きな日付まで進めることも可能!

日付を進めてみていくと、10月10日に、米軍が示した「17W」と同じ南シナ海付近に小さな風の渦が見つかります。

こちらが台風15号のたまごになるかもしれませんが、さらに日付を進めるとベトナムやタイ方面に進んで消滅するようにみ見えます。

引き続き注視していきたいと思います。

台風15号のヨーロッパの進路予想は?

ヨーロッパ中期予報センター【 ECMWF 】では10日先までの進路予想を見ることができます。以下は「東アジア」の進路予想ですが、日を進めて見てみます。(10月7日9時時点の観測)

日付を進めてみると、10月11日あたりの予想図に台風の等圧線の前兆とみられる円型がみられますが、すぐに消えるように見えます。

数日先の予報になるため、変わる可能性があります。こちらも注意してみていきたいと思います。

 

沖縄・九州への影響は?

米軍が示した、南シナ海に発生している台風のたまごが台風15号となりました。今回の台風の進路は沖縄・九州初め日本への影響がないと思われます。

ただ、昨年も10月に発生した台風により大きな被害があった地域もあるので、今後新しい台風にむけて油断は禁物です。

(台風16号のたまごが発生しています。)

また、台風シーズンのため、日頃からすぐ台風に備えられるよう、準備などされることをおすすめします。

沿岸では台風が近く前から次第に波が高くなるのでマリンレジャーなどにはくれぐれも注意が必要です。

台風は離れていても急な天候の変化や、沿岸地域では波風が強まることが多くあります。十分に注意してお過ごしください!

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