こちらでは台風17号たまご(クラー)が日本の南で発生しています。9月に入って連続して台風が発生しており、勢力進路予想などが気になります。

米軍台風警戒センター(JTWC)ではすで台風17号のたまごをとらえており今後の発達が注目されています。

こちらの記事では台風17号について、米軍台風警戒センター(JTWC)気象庁ヨーロッパ中期予報センターなどの進路図を比較しながら最新の台風情報をお伝えしていきます。

また、台風17号は日本への上陸はあるのか?もみていきたいと思います。台風が連続している場所ではさらなる注意が必要となります。対策や備えも十分にしたいですね。早速みていきましょう。

台風17号たまごの最新情報

台風17号のたまごと見られる熱帯低気圧が日本の南海上で発生しており注意が必要です。

日本からは距離がありますが、海面水温の高いエリアを通過すると勢力と増していくため、遠いからといって油断はできません。早めの備えをおすすめします。

9月26日6時現在、台風のたまごは小笠原近海に位置しています。

 

先日の台風の名残も見られますが、9月に入ると続々と台風のたまごである熱帯撹乱が発生しますので、今後も動向をみていきましょう。

また、台風には日本・アメリカも加盟している「台風委員会」で決定している台風名がつけられます。台風17号のたまごは正式に台風になると「Kulapクラー」と名付けられますよ!

「台風委員会」で用意された名前140個中の124番目の台風名。タイ提供の「Kulapクラー」(ばら、の意味)」です!

台風17号たまご米軍の最新情報と進路予想は?

先にご紹介した「米軍」でもすでに台風17号のたまごが捉えられています。

米軍JTWCはアメリカ海軍と空軍が、共同でハワイに設置したアメリカ国防総省の機関で、精度が高いと評判です!台風の発生や状況をいち早く捉えるので、今後の台風の予測が立てやすく便利です。

下の図にある赤い矢印「TD19WD(TROPICAL DEPRESSION)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧で、つまり台風17号たまごになります。

【9月26日現在】

 

台風や熱帯低気圧の発表は以下のように表記で表されます。

米軍の衛星進路図の見方

【黄色い丸(LOW)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い。
【オレンジ色丸(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤色丸(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)

 

台風の前段階の熱帯低気圧の状態でも進路図が発表される場合があります。現段階ではすでに進路図が発表されています。

米軍の進路図は精度が高いと評判ですよ!

 

台風17号たまご気象庁の最新情報は?

台風17号について、日本の気象庁ではまだ「台風」として発表を出していません。

ただ台風になりそうな段階になると、まず「熱帯低気圧」として発表されますが、9月26日6時時点では「熱帯低気圧」として進路等が発表されています。

【9月26日現在】

気象庁では風速が「17m/s(34kt)以上」(=1秒間に17メートル以上、の意味)になると「台風」となります。

なお、気象庁では海面水温なども発表されています。

 

海面水温による台風の発達

台風が発達するためには海面水温が関係しています。海面水温が「26.5度以上」になると台風が発達すると言われていますが、太平洋の南ではこの時期はまだまだ海面水温が高く、雲が発達しやすい環境になっています。

台風の発生は、熱帯〜亜熱帯海域の暖かい海上(海面水温26.5℃以上)で誕生します!

 

次々に台風が発達することが多いのもこのためです。

海面水温が高い地域に長くとどまると、台風は大きく発達し勢力を増していくので注意が必要です。

台風17号たまごヨーロッパの気象予報は?

台風17号のたまごをヨーロッパ気象予報センターでみていきましょう!

「ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)」では「10日先」までの気象情報・進路予想を見ることができます。こちらはヨーロッパで信憑性の高い気象予報として有名です。

世界中の色々な地域の予想を見ることができますが、日本は「東アジア」のエリアの予想図にて確認することができます。

日付を進めて9月27日ごろになると日本の関東近くに台風らしき風の渦があるのが見て取れます。

(9月27日の予報)

 

ECMWFはスーパーコンピューターの気象予報だよ!世界一の数値予報精度とも言われるんだって!

 

台風17号たまごをwindyで見た進路予想は?

チェコの気象予報サービス「Windy」はオンライン天気予報として、WEBやアプリで9日先の天気予報までわかりやすく見ることができます。

このWindyはヨーロッパ中期予報センターのデータがベースとなっており、信憑性が高いといわれています。

雨・風・雪・波の様子などのデータをもとにそれぞれ見やすくリアルに可視化されています。WEBやアプリで簡単に見ることができ、日本国内でも非常にわかりやすいと評判です。

釣り人やダイバーをはじめ登山家も活用する便利な無料ツールです♪

 

台風17号のたまごと思われる渦巻きが日本の南、太平洋上にあるのがわかります。

日付を進めると渦巻きは少しずつしっかりした形になり、日本に近づく様子がわかります。

 

位置や時間も簡単にずらすことができて、細かい気象予報が見れます。画面左下の赤い「▶︎」ボタンを押すと自動で日付が進みます。隣の白いバーで好きな日付まで進めることも可能です。

台風17号たまごは日本に接近する?

台風17号のたまごは今後正式に台風に発達すると見られています。

進路は日本を直撃する様子ではなさそうですが、発達度合いによっては離れていても影響を及ぼす可能性もあるので注意が必要です。

台風17号たまごの進路予想のまとめ

台風17号のたまごがあることがわかりました。今後の動向や最新情報を更新していきたいと思います。

海面水温が高いエリアを進むため、勢力を十分に高めて近づく可能性があります。台風は上陸しなくても、雨や風の影響を受けることが多々あります。

連続して台風が発生していますので、地盤が緩んでいるエリアなどは十分な注意が必要です。

早めの対策で乗り切りましょう!

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