台風10号(ミリネ)のたまごである熱帯低気圧が発生し、正式に台風10号になりました。

こちらでは、台風10号今後の進路位置について、アメリカ米軍(JTWC)、気象庁ヨーロッパ中期予報センターwindyなどの最新の進路図を比較していきたいと思います。

いつ暴風域には

8月は最も台風の発生が多い月ですので、日本への影響について最新の情報を確認していきたいですね。

台風の定義は「熱帯低気圧の風速が 17.2m/s を超える」ことが含まれますが、熱帯低気圧のままでも十分影響がある場合がありますので注意していきましょう!

また、台風となった際には日本への接近場所上陸の可能性なども確認していきたいと思います。

※台風10号(ミリネ)は8月10日の日本時間9時に、日本の東の海上で温帯低気圧へと変わりました。

先に発生した台風9号はこちら!

台風10号たまごの最新情報

アメリカ米軍による台風警戒センター(JTWC)によると、台風10号のたまご(熱帯低気圧)「97W」が捉えられており、その後正式に台風10号(TS14W)となっています。

複数の熱帯低気圧が発生していますが、先に台風になったものが「台風10号」となりました。

現時点では、台風11号も発生しており、すでに発生している台風9号とあわせてトリプル台風となっています。

気象庁でも同様にこれらの台風を捉えており、すでに進路も公開!

先に発生した台風9号と台風10号はともに日本列島に向かって進むため、十分な注意が必要です。

関東付近に最も近づくのは8(日)朝と見込まれています。

 

台風9号米軍8/6

 

台風10号米軍進路図8/6

 

通常は、台風のたまご(熱帯低気圧)が先に現れ、徐々に発達して「台風」となります。

その場合、熱帯低気圧の「風速」が17.2m/Sを超えるかどうかが、台風の目安となります。

また日本やアメリカが加盟している「台風委員会」で用意された名前が付けらるのですが、台風10号は韓国提供の名前「Mirinaeミリネ(天の川、の意味)」となりますよ!

「台風委員会」では加盟している国から提案された140個の名前を用意しているよ!今回は140中の94番目、韓国が提供した名前「ミリネ」です!

台風10号の米軍(JTWC)の進路図

アメリカ国防総省の機関である「米軍合同台風警戒センター(JTWC)」では、台風や津波などの発生を予想して発表しています。

こちらでは「台風10号」のたまごを捉えられたのち、正式に台風になった様子が発表され、合わせて進路も公開されています。

米軍では日本の太平洋沿岸をすすむ進路が発表されていますので、少し下で進路図を発表しています。

現時点では関東付近に接近するのは7日夜間〜8日の午前の見込みです。

台風は最初、南の海上で熱帯擾乱(ねったいじょうらん)となって始まり、その後海面水温の影響を受けて発達し、風速によって台風かどうか決定されます。

米軍の予想では、その成長段階によって、表示の色が変わり、いつ台風になりそうかがわかります。

 

アメリカ米軍(海軍と空軍の合同)が出している台風情報でハワイにあるよ!台風や熱帯低気圧の進路図などを一般の人でも確認できる、便利なサイト♪

 

(米軍)8月5日15時
台風10号(ミリネ)たまごの位置は「97W」→「TS14W」

台風9号米軍8/6

引用元:米軍JTWC

 

今後、この熱帯擾乱がさらに発達し正式に「台風」になると表示から丸が取れて赤い矢印に変化します。

ただ、そのまま台風にならず消滅する可能性もありましたが、今回は台風まで発達しました。

なお、台風や熱帯低気圧の発表は以下のように表記で表されます。

米軍の衛星進路図の見方

【黄色い丸(LOW)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い。
【オレンジ色丸(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤色丸(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)

台風10号の米軍の進路予想図については以下のように発表されています。日本列島の太平洋側を進む進路となっています。

 

台風10号米軍進路図8/6

 

世界協定時刻での表示となり、日本時間に置き換えるには「+9時間」をしてみていきます。

熱帯低気圧の状態でも進路図は発表されます。

米軍の進路図は精度が高いと評判ですので、引き続き確認していきます!

台風10号の気象庁の進路図

日本の気象庁でも台風10号のたまごである熱帯低気圧の情報が公開されています。

気象庁の進路図では日本を通過する見込みと発表されていますので、今後の進路が気になりますね。

今のところ、進路は8月8日午前に関東に最も接近し、その後太平洋上に外れて進む見込みとなっています。

進路はまだ変わる可能性が高いため、随時チェックしていくことをお勧めします。

(気象庁)8月6日
台風10号になりそうな熱帯低気圧bが公開→台風10号に。

台風10号・気象庁8/6

 

6日の18時45分時点では、日本の南に位置しており、海面水温が高いエリアのため、まだ台風が発達する可能性もあります。

台風の発達には「海面水温」が大きく関係するのですが、「26.5度以上」になると早く発達するため警戒されます。

さらに、台風は海面水温が高い地域に長く止まると大きく発達することがあります。

先に発生した台風9号もあり、このまま台風10となってダブル台風となっています。

台風の発生は、熱帯〜亜熱帯海域の暖かい海上(海面水温26.5℃以上)で誕生します!
気象庁・海面水温

台風10号:Windyの進路予想は?

チェコが提供しているオンライン天気予報「Windy」では9日先の天気予報をわかりやすく見ることができます。

データは欧州で利用されている「ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF」のものを使っており、信憑性が高いと言われます。

雨・風・雪・波の様子などもリアルに可視化してくれるので、台風の暴風域が一目でわかり、非常にわかりやすいと評判です。

釣り人やダイバー、登山家も活用する便利な無料ツール!無料だよ!

 

上空の大気の流れが表示されており、渦を巻いた台風が近づく様子がわかります。
表示の時間をずらすことができて、今どこに台風がいるのか、チェックすることもできますよ!

位置や時間も簡単にずらすことができて、細かい気象予報が見れるよ!
画面左下の赤い「▶︎」ボタンを押すと自動で日付が進みます。隣の白いバーで好きな日付まで進めることも可能です。

台風10号のヨーロッパの進路予想は?

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)では「10日先」までの気象情報・進路予想を見ることができます。

こちらもヨーロッパで信憑性の高い気象予報として有名です。

以下は「東アジア」地域の進路予想図になります。6日時点で台風らしき予報円が見られますが、予報円がまだあいまいなので引き続き確認していきたいと思います。

台風9号ヨーロッパ

台風10号の上陸の可能性は?

台風10号のたまごが発生し、正式に台風10号となりました。

米軍、気象庁のいずれでも8日午前に日本列島の関東付近に接近する見込みと警戒されています。

台風10号の今後の進路は、関東を過ぎて太平洋上に抜けていきそうですが、まだ予報園が大きいため進路は変わる可能性があります。

なお、先に発生した台風9号と合わせ、どのように進路が変わるかにも着目したいと思います。

これから台風本番の季節となります。海面水温も高い季節ですので、どんどん熱帯低気圧が発生するため、台風情報にはくれぐれも注意していきたいですね!

台風10号のまとめ

台風10号のたまごが発生しており、近いうちに正式に発表される見込みです。

気象庁では日本を通過する見込みと発表がされていますが、進路は変わる可能性も高いです。

台風とならなくても、沿岸などでは波も高く、風も強まる可能性が高いので十分に注意していきましょう!

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