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台風10号(ハイシェン)のたまごとなる熱帯低気圧が「米軍台風センター」「ヨーロッパ台風予報センター」の進路図で確認されています。小笠原近海方面にあり、気象庁からも正式に台風として発表されました。今後は九州四国や西日本方面への上陸が予想されています。
台風10号のたまごの進路図について「米軍台風情報センター」「ヨーロッパ中期予報センター」から、最新情報や進路予想をまとめていきたいと思います。
また、台風10号が日本へ最接近するのはいつか?上陸はいつか?についても確認してお伝えしていきます。
台風は他の台風によって影響を受けますが、台風9号が去りここから本格的に日本に接近する予報です。おおむね進路予想が定まったようですが、まだ遠い位置にいる今でも勢力が強く「猛烈な台風」になるとして危険視されています。台風シーズンですので十分に警戒・注意をしていきましょう!
目次(こんなことがわかります)
台風10号:最新情報(9月7日)11時
台風10号は沖縄・鹿児島地方を通り、9月7日(月)の10時45分時点では、対馬市の北約210kmに達しています。
台風の勢力は「非常に強い」から「強い」になりましたが、依然として955ヘクトパスカルあり、まだまだ大雨をもたらす可能性があり警戒が必要です。
また日本列島の広い範囲で雨をもたらしているようです。
【台風10号情報】
7日(月)6時現在、大型の台風10号(ハイシェン)は「非常に強い」から「強い」に勢力に勢力へ。ただ、2019年に被害をもたらした台風19号上陸時と同等の強さですので、引き続き警戒が必要です。
近畿や東海も大雨となる恐れ、河川の増水や土砂災害に警戒をhttps://t.co/5FCvgHUJO1 pic.twitter.com/2lnPVOTeDQ— ウェザーニュース (@wni_jp) September 6, 2020
最新情報はこちらのLIVEで見ることができます。
【大淀川ライブカメラ映像】水位情報や河川の氾濫の確認方法も!
台風10号:米軍の進路予想(JTWC)
9月7日(月)現在、米軍の合同台風警報センターJTWC(アメリカ国防総省機関)の進路予想では、台風10号のたまごだった熱帯低気圧が正式に「台風になった」として発表されています!
以下の図は9/7の深夜2:30(日本時間)の現在地ですが、赤い矢印の「TY11W HAISHEN」が台風10号です。まだ台風の渦がだいぶ広がりましたがまだ警戒が必要です。
米軍では台風(10号)のたまごが台風になると進路図が発表されます。(後半では米軍の進路図も発表しています)
図をみていただくとわかる通り、はっきりした「台風の目」が見て取れ、大型の台風であることがわかります。
なお、現在、新しい台風のたまごについては確認できていませんが、今後新しいたまごが発生した場合は予想図上に○で囲まれた数字が表示されます。
【LOW/黄色い丸】24時間以内に台風に発達する可能性は低い
【MEDIUM/オレンジ色丸】台風に発達する可能性が高いが24時間以上かかる
【HIGH/赤色丸】24時間以内に台風に発達すると思われる
【赤色矢印】台風となったことを示す
米軍では正式に台風とされ、「進路図」も発表されました。
進路図は、時間の経過にあわせて台風の中心地が示されています。
台風の中心が韓国中心到達するのは「07/06Z」、協定世界時間なので9月7日の6時を差し、日本時間では「9時間」を足した9/7 15時以降〜になります。九州地方はまだまだ暴風圏内にありますので十分な警戒が必要です。
米軍の進路予想図では今後韓国へ達したあと大陸へと向かう予想が出ています。
2019年の台風では進路が日本を直撃し大きな被害を出すこともありましたので、今後も十分にご注意ください。
(次の台風の発生に備えラジオ・ランタンなどはこちら!)
台風10号:気象庁の進路予想
気象庁でも「台風10号」として発表され、すでに進路図が発表されています。
9月7日(月)10:45現在、対馬市の北約210kmにあり、進路は北へ向かい、速度は約45kmほど。やや早くなっています。台風の勢力は925ヘクトパスカルから現在は955ヘクトパスカルとなっています。
猛烈な勢いの台風だと定めており引き続き注意が必要ですが、最新の進路と到達速度予想ががより詳細になりました。
【9/7(月)10時45分時点の予報】
【9/6(日)23時50分時点の予報】
↑↑↑↑
【9/6(日)9時50分時点の予報】
今後の台風10号の進路予想は、
・7日11時の予報 対馬市の北約260km(955hPa/強い台風)
↓
・7日21時の予報 日本海(975hPa)
↓
・8日3時の予報 ーーーー(985hPa/猛烈な台風)
↓
・8日9時の予報 中国東北区(986ha/温帯低気圧)
7日早朝には中心地が韓国釜山になる予想です。
■進行方向と速さ:北。1時間に45km(23kt)
■中心の気圧:955ヘクトパスカル
■中心付近の最大風速:40メートル
■最大瞬間風速:55メートル
なお、「台風」は気象庁によって以下のように定義づけられています。
熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます
正式に台風になるとより詳細の進路予想が発表されますので更新していきたいと思います。
台風10号:ヨーロッパの進路予想(ECMWF)
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は10日先まで進路予想図が計算されるため、天候の崩れや台風発生などの長期的な傾向を捉えるにはとても便利なツールです。
このECMWFでもすでに「台風10号」のたまごが以前から捉えられていましたが、正式に「台風10号」が現れました。
おそらく台風9号が進み日本列島へ近く頃に、台風10号が近く予想されています。
以下の進路図の途中に台風となりそうな塊が現れます。こちらが台風10号となりますので最新情報を確認して行きたいと思います。
【9月5日の予想(9/5情報)】
台風10号が沖縄地方に接近してきている様子が見て取れます。今後の進路を時系列で見ていきたいと思います。
「台風10号のたまごから発達した台風10号」です。
【9月6日の予想(9/5情報)】
台風10号(たまごから台風へ)は九州地方を直撃する進路をたどる見通しです。中心の青い部分は風が強いことを示しています。
【9月7日の予想(9/5情報)】
こちらでは台風の予報円がまだ中国地方にかかっているように見えます。台風の等圧線は多少緩まったように見えますが、まだ注意が必要です。
【9月8日の予想(9/5情報)】
台風10号はすでに大陸へと進んでいます。台風の等圧線が緩まり、中心の気圧も下がるようです。
【9月9日の予想(9/5情報)】
9/9になると台風も温帯低気圧に変わりそうです。
ECMWFの進路図について
ECMWFの高解像度予測からの、平均海面気圧と850 hPaでの風速の予測を表すものです。
台風10号:Windyの進路予想と今の様子
「Windy」では台風の最新の位置情報を知ることができるツールですが、Windyで見ると同じく9月4日頃から「台風」の影が現れます。
渦を巻いており、明らかに「台風」と見て取れますので、その後の進路に要注意です。windyでは四国付近を中心に、9/6夜から9/7にかけて沖縄・九州地方を駆け抜ける動きが見て取れました。
台風10号:日本気象協会の進路予想
日本気象協会「tenki.jp」でも日本の南にある台風10号の予報が発表されています。
日本気象協会では、台風は今後発達しながら北上し、9/5には猛烈な勢力に、 9/6には奄美群島近海に進むと予想しています。
沖縄は5(土)〜6(日)にかけて、奄美・九州・四国・中国地方は6(日)〜7(月)にかけて暴風、記録的な暴風となる恐れと発表しています。
なお、915ヘクトパスカルだと最大瞬間風速80kmと言う予報も出ています。
台風10号のたまご進路図は以下のように発表されています。
台風10号:ウェザーニュースの最新情報と進路
ウェザーニュースでも、日本の南に台風10号を捉えています。
ウェザーニュースは日本の民間の気象予報会社ですが、海水面の温度などの発表もしながら進路についての可能性を詳しく発表してくれます。
台風は西寄りに進んだあと北上をはじめ、5(土)に「猛烈な」勢いで南大東島近海を通過し、奄美に近づく6(日)が発達のピークで中心気圧が915ha(最大瞬間風速80km)の予想を出しています。
また、海水面の温度が高い地域を通るため、台風は発達を続け、過去最強クラスで接近・上陸の可能性があるため、台風への十分な備えを呼びかけています。
台風10号の日本へ最接近するのはいつ?上陸は?
台風10号が正式に発達した場合、日本列島に接近するのは9月5日以降との予想の通りとなりました。
今回の台風は、日本に近く際中心気圧が「925ヘクトパスカル」という非常に強い数値であり、今年に入って一番の強さの台風よりとなっています。
台風10号は現時点ですでにどこの予報機関でも「猛烈な勢いの台風」であると予想しています。
気象庁からも台風への警戒や通達が出ていますので十分に注意していきましょう!
台風10号については現在地を見れるツールでの確認をおすすめしています。
台風10号の現在地が今どこかリアルタイムで見る方法はこちら!
台風10号:進路比較とまとめ
台風10号たまご(熱帯低気圧)の進路は、米軍、気象庁、ヨーロッパ台風予報センター、日本気象協会、ウェザーニュースのいずれを見ても日本の九州・沖縄地方を直撃する予報になっています。
進路もほぼ定まり、「日本列島の沖縄・九州を直撃する予報」を出しています。勢力は「猛烈」な台風ですので、十分な注意が必要です。
台風は海面温度や上空の風などにより、発達のスピードや進路を変えていく可能性があります。
いずれも十分に注意して過ごしましょう!
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