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9月は例年に比べ台風の発生少なかったですが、10月に入り台風のたまごが続いて発生しています。
こちらでは、台風15号の発生がいつか、たまごの状態から確認していきます。
また台風15号が発生した際の、進路や勢力(強さ)、日本への上陸や影響があるかなどについての最新情報を、
・アメリカ米軍(JTWC)
・気象庁
・ヨーロッパ中期予報センター
・windy
などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!関東や関西への接近も気になります。
10月も大きな台風が発生することがあります。油断せずに注意しながらみていきましょう!
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目次(こんなことがわかります)
台風15号2023たまご発生と日本への影響
【台風発生】
10月7日(土)15時、トラック諸島近海で台風15号(ボラヴェン)が発生しました。非常に強い勢力で小笠原近海に北上する可能性があるため、今後の台風情報に注意してください。
その後は北東に転向する可能性が高くなっています。https://t.co/Mueg2Quv82 pic.twitter.com/DOWWVkjMdy
— ウェザーニュース (@wni_jp) October 7, 2023
気象庁でも台風15号の発生が発表されています。アメリカ、ヨーロッパを含め各国のデータの最新情報、進路予想などを見てきましょう!
各国の最新情報や進路をみてみましょう!
台風15号の米軍(JTWC)の進路予想は?
アメリカ米軍の台風警戒センター(JTWC)では、台風の発生をたまご(熱帯擾乱)の段階からいち早く捉え、進路などを発表します。一般の人もアクセスできる機関です。
米軍では、始め熱帯擾乱や低圧部を○の印でとらえ、熱帯低気圧(台風含む)の発達スピードや風速に応じて色を変えて表示しています。熱帯低気圧(台風を含む)に発達すると矢印で表記されます。
米軍の予想図
米軍JTWCの衛星図では、日本の南に台風15号の姿を「TD15W」の矢印で捉えています。
引用元:米軍JTWC
台風のたまご(熱帯低気圧)の状態から捉えられており、「TD」は熱帯低気圧(台風を含む)ですが今後風速が強まると台風の階級が「TS」などと変わっていきます。
「台風15号」は、今後、小笠原方面へと進む見込みとなっています。
引用元:米軍JTWC
なお、熱帯低気圧(台風含む)となると「赤矢印」で記号とともに示されます。
【オレンジ(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
※「TD(Tropical Depression)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧
米軍の進路予想
米軍では台風15号の進路図が発表されています。
「12/06Z」は10月12日の6時の意味ですが、日本時間では9時間を足して12日の15時頃となります。
日本時間で12日の15時には硫黄島近海に位置しているように見えますが、この時点での風速は130ノット(約65メートルほど)と予想されています。
米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。
引用元:米軍JTWC
台風15号:気象庁の最新情報と進路は?
台風の実況と予報(進路図)
台風15号は現在トラック諸島近海に位置しています。今後は発達して勢力を強め、マリアナ諸島へと進む見込みとなっています。小笠原近海にも北上する可能性があるため注意が必要です。
存在位置:トラック諸島近海
進行方向、速さ:西 ゆっくり
中心気圧:1000 hPa
引用元:気象庁
白い破線・・・・・予報円(台風の中心が入る確率70%)
赤線内の領域・・・暴風警戒域(暴風域に入る可能性のある範囲)
赤い円内・・・・・風速25m/s以上の暴風の範囲
黄色い円内・・・・風速15m/s以上の強風の範囲
青い実線・・・・・今までの台風の経路
暴風域に入るエリア
台風15号の暴風域に入りそうなエリアが発表されています。
船舶などは注意が必要です。
引用元:気象庁
天気図
気象庁の天気図を見ると、広域天気図では米軍と同じ位置に台風を捉えています。
オレンジの「GW」という表示が台風15号で、GWは「海上強風警報」を表し、最大風速34ノット以上48ノット未満のものになります。
引用元:気象庁
台風15号:Windyで見る進路は?
ヨーロッパ中期予報センターのデータを利用している、オンライン天気予報アプリ「Windy」を見てみましょう。
チェコが提供しているサービスですが、windyは雨・風・雪・波の様子がリアル可視化されて見れる上、台風の進路予想なども見ることができます。
引用元:Windy
画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなります。自由に動かしてみることが可能です。
台風15号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のデータを見てみましょう。
ヨーロッパ中期予報センターは、イギリスを拠点とした国際組織でヨーロッパ23カ国が加盟している信憑性の高い気象予報です。
「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。
こちらでは直近の日付では台風15号のたまごらしき姿は見えませんが広域にすると見えてきます。
(10月5日時点)
引用元:ECMWF
ECMWFでは色の違い=風速として表示しています。色の違いは以下のようになりますが、「濃い緑」は風速の強い部分を示します。
- 「黄色:10M」
- 「黄緑:15M」
- 「緑:20M」
- 「濃い緑:25M」
とされています。台風の場合は中心が濃い緑となっている円状の渦で表されますよ。
台風15号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会が運営する「tenki.jp」を見てみましょう。
引用元:tenki.jp
非常に強い台風第14号は、7日15時現在、南シナ海にあって、西へゆっくり進んでいます。中心気圧は955hPa、中心付近の最大風速は45m/sです。この台風は、今後も南シナ海を西よりに進み、10日15時にはトンキン湾に達する見込みです。その後、11日15時には熱帯低気圧に変わるでしょう。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、8日10時30分の予定です。
台風15号2023の発生、進路予想の最新情報まとめ
アメリカ米軍、気象庁、ヨーロッパ中期予報センター、windy のいずれでも台風15号の姿を捉えることができます。
関東、関西をはじめ日本を縦断する可能性は低そうですが、台風15号は勢力が強い台風と言われているので今後の発達を注視していきたいと思います。
台風と離れている場所でも、風が強くなったり、海上では波が強くなるため、海のレジャーや船舶などは常に十分な注意が必要です。
10月に入っても台風が発達することがあり、過去には大きな被害を受けた台風もあります。台風のたまごの状態から早めに確認し、早めの対策をしていきましょう!
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