9月21日現在 米軍では台風14号(コイヌ)のたまごとなりそうな熱帯低気圧をとらえています。

9月はまだ台風シーズンが続くため注意が必要ですが、台風のたまご(熱帯低気圧)の段階から追っていくことで台風の発生を早く捉えることができます。

こちらでは、台風14号の発生や、進路や台風の強さ(勢力)、日本への上陸や接近などの影響などについて詳しく確認しています。

アメリカ米軍(JTWC)
気象庁
・ヨーロッパ中期予報センター
windy

などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!

9月はまだまだ台風が発生していきます。台風の勢力が強くなくても線状降水帯などが発生して雨での被害が大きくなる場所もあります。台風のたまごである「熱帯低気圧」から早めにチェックし、雨風に対して対策をしておきましょう!

災害発生で品切れになる前に
↓↓↓

5年保存の非常食 防災用品を7日分38種類50品をセットにした心も満たす7日間非常食満足セット災害食 防災食にも

台風14号2023発生はいつ?日本への影響も

台風14号はまだ発生していませんが、台風のたまご(熱帯低気圧)になりそうな熱帯擾乱が日本の南で捉えられています。
米軍では、日本の南に台風のたまご(熱帯低気圧)を捉えると丸と数字で表示されます。台風になる可能性が高いが、発達には24時間以上かかるとされますが、今後の発生について見ていきたいと思います。

 

気象庁からはまだ台風のたまご(熱帯低気圧)の発表は出ていません。

その他、各国の最新情報や進路をみてみましょう!

台風14号の名前は「Koinu(コイヌ)」。世界の「台風委員会」で用意された140個中の5番目の名前です。日本提供でその名の通り「こいぬ座・子犬」の意味!でも勢力などとは関係ありません。

台風14号の米軍(JTWC)の進路予想は?

アメリカ米軍JTWC(台風警戒センター)では、台風のたまご発生の段階から消滅まで、状況をいち早く捉え、進路などを発表します。一般の人もアクセスできる機関です。

米軍では、台風14号のたまご(熱帯低気圧)となる可能性のある熱帯擾乱を捉えています。

米軍では、台風のたまごと言われる熱帯擾乱(じょうらん)をいち早く捉え、その発達具合によって(風速の変化など)、徐々に台風になっていく状態を確認できます。詳しく見ていきましょう!

JTWCはハワイに設置されているアメリカ国防総省の機関です!アメリカ空軍・海軍が合同で使用しているものだよ。台風のたまごをいち早くとらえ、精度も高いと評判です。

米軍の予想図

米軍台風警戒センター(JTWC)の衛星図では、日本の南に台風のたまご(熱帯低気圧)になりそうな熱帯擾乱をオレンジの丸「96W」で捉えています。

全ての台風のたまごが台風になるわけではありません。

発達して台風となった場合には「台風14号」とされますが、今後消滅する可能性もあります。

熱帯低気圧の「風速」が17.2m/Sを超えるかどうかが「台風となるか」の目安となりますよ!台風になると階級の表記「TD」「TS」などと表記されます。

引用元:米軍JTWC

米軍では、まず熱帯擾乱や低圧部を○の印でとらえて表示します。

その後、その発達に応じて色を変えて表示しています。熱帯低気圧(台風を含む)に発達すると赤い矢印で表記されます。

丸の色 意味
黄色(LOW) 24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い。
オレンジ(MEDIUM) 熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
赤(HIGH) 24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
赤色矢印 熱帯低気圧(台風含む)
水色(SUB TROPICAL 台風の後や、熱帯低気圧に変わる可能性
RMNTS 温帯性低気圧・熱帯低気圧の痕跡・名残

記号は、台風の階級(風速)に合わせて「TS」や「TY」など階級が変わり、勢力の目安となります。
米軍の衛星図の赤矢印の記号(TS/TYなど)の見方
台風の英文では、最大風速によって次の3階級に分けられます。
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
※「TD(Tropical Depression)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧

米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。

 米軍の進路予想(進路図)

米軍ではまだ台風14号の進路図は発表されていません。

表示された場合、世界協定時刻(UTC)で表示されるので、日本時間にするには「9時間を足して」見ます。

進路図は6時間毎に更新されますよ。

台風14号:気象庁の最新情報は?

気象庁の最新情報では、9月21日時点では台風のたまご(熱帯低気圧)の発表はしていません。

気象庁では、台風になりそうな熱帯低気圧を捉えると、台風情報の中に「熱帯低気圧」というページで進路等が発表されます。

気象庁では、米軍が捉えている熱帯擾乱について同じく天気図では捉えている可能性が高いです。今は台風情報の中での発表はされていないことから、現時点では台風に発達するたまごはない状態です。

今後の発達や発表について注視していきます。

引用元:気象庁

台風の実況図の見方
✖️印・・・現在の台風の中心位置
白い破線・・・・・予報円(台風の中心が入る確率70%)
赤線内の領域・・・暴風警戒域(暴風域に入る可能性のある範囲)
赤い円内・・・・・風速25m/s以上の暴風の範囲
黄色い円内・・・・風速15m/s以上の強風の範囲
青い実線・・・・・今までの台風の経路

 

続いて天気図についても確認していきましょう。

天気図

気象庁の天気図では、米軍がとらえている箇所(日本の南側)には「低」と表示されている箇所はありません。しかし今後表示される可能性もあります。熱帯低気圧は発達して台風になると「台」という表示に変わっていきます。

「低」と書かれているのは低気圧です。台風14号のたまごになるかもしれない熱帯低気圧が発生すると「熱低」と表示され進む向きが矢印で示されます。日本近海の天気図を全体的にみることができます。

引用元:気象庁

台風14号:Windyで見る進路は?

オンライン天気予報の「Windy」を見てみましょう。チェコが提供しているサービスですが、データはヨーロッパで信頼されている「ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)」が提供しているので精度が高いと言われています。

9月21日現在:windyでは台風14号のたまご(熱帯低気圧)などの発表はありません。

 

windyは雨・風・雪・波の様子がリアル可視化されて見れる上、台風の進路予想なども見ることができます。

WindyはPCだけでなく携帯のブラウザやアプリもあります!釣り人やサーファーなどに人気!台風の進路などがみれる「ハリケーントラッカー」機能もついています!

引用元:Windy

画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなりますよ!

windyの今後の進路の見方
 左下の矢印をタップすると、9日先までの予想が流れで見れます。段々と渦が強くなり、日本列島に接近していく予報です。右上の「ハリケーントラッカー」をタップすると今後の台風の進路予報が見れて便利です。
日付を進めてみても、今のところ台風のたまごのような風の渦は見当たりません。

台風14号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、イギリスを拠点とした国際組織でヨーロッパ23カ国が加盟している信憑性の高い気象予報です。

Windyでは「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。

ECMWFはスーパーコンピューターの気象予報だよ!世界一の数値予報精度とも言われるんだって!

現時点では台風のたまごらしき姿は見えません。

(9月21日時点)

引用元:ECMWF

日付を進めてみても、日本の南に小さな風の渦はありません。左上にあるLという長細い丸が気象庁や米軍が捉えていた熱帯低気圧になります

(9月26日時点)

引用元:ECMWF

ヨーロッパ中期予報センターとは?
中期気象予報のための数値解析手法を開発している国際組織。イギリスにあり、ヨーロッパ23ヶ国が加盟しています。

 

ECMWFでは色の違い=風速として表示されており、

  • 「黄色:10M」
  • 「黄緑:15M」
  • 「緑:20M」
  • 「濃い緑:25M」

とされています。台風の場合は中心が濃い緑となっている円状の渦で表されますよ。

台風14号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報

日本気象協会が運営する「tenki.jp」を見てみましょう。

9月21日現在の情報:台風14号のたまご(熱帯低気圧)は発生していません。天気図を見ても、たまごらしき低気圧は見当たりません。

引用元:tenki.jp

日本気象協会の天気図では、現時点での実況図と、24時間後の予想、48時間後の予想、72時間後の予想の天気図を見ることができます。

きょうは前線が本州付近に停滞し、前線上の低気圧が夜には東北付近まで進むでしょう。広い範囲で雨が降り、局地的に激しい雨や雷雨になりそうです。土砂災害などに注意や警戒をしてください。低気圧が近づく東北は午後は雨脚が強まり、大雨になる所がありそうです。西日本や東日本は雨でも気温が高く、蒸し暑くなるでしょう。一方、北日本はヒンヤリする所がありそうです。

台風14号の飛行機や新幹線への影響・運休は?(電車と高速道路も)

台風は上陸せずとも雨風を伴うため、一般の電車(在来線)なども遅延の可能性・運休などが計画されている路線があります。高速道路も規制や通行止めなどが発生する可能性もあるため、確認チェックにお役立て下さい。

旅行・帰省などをご予定されている場合は早めに&こまめにチェックをおすすめします

飛行機

各航空会社の台風などの影響については「運行状況」などから確認できます。

飛行機の運行状況はこちら!(国際線についてはYahooのフライト情報からご参照ください)

Yahooフライト情報

JAL運行状況

ANA 運行状況

ジェットスター運行状況

スカイマーク 運行状況

ピーチアビエーション 運行状況

スプリングジャパン 運行状況

新幹線

新幹線なども雨風の影響により計画運休される場合などがあります。

全国の各新幹線の運行状況はこちら!

東海道新幹線(JR東海)

山陽新幹線(JR西日本)

東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・北陸新幹線・上越新幹線(JR東日本)

九州新幹線(JR九州)

北海道新幹線(JR北海道)

電車・JR

在来線も運休・遅れが発生する可能性があります。運行に関する最新情報は鉄道会社のHPで発表されます。(インフォメーションなどに「台風について」などが用意されているページもあり)

Yahoo路線情報

JR東日本・運行状況

JR東海・運行状況

JR西日本・運行状況

JR九州・運行状況

JR北海道・運行状況

高速道路

高速道路も台風による影響で規制、通行止めなどが発生する可能性があります。

NEXCO東日本

NEXCO西日本

秋もレジャーや帰省にと予定が多い時期ではありますが、くれぐれも無理のないようにお過ごしください

台風14号2023の最新情報と進路予想まとめ

気象庁、windy,ヨーロッパなど各国の予報ではまだ台風14号の姿は見えませんが、米軍では台風になりそうな熱帯擾乱を捉えています。

この台風のたまごが、今後発達して台風14号になるか注視されますが、まだ時間はかかりそうです。

台風が発生する前から、また台風から離れている場所でも、雨風の強さ・海上での波、などが強くなるため、十分な注意が必要です。特に海のレジャーや船舶などは常に十分に注意しましょう。

9月に入っても、まだ海面水温が高いため、台風が発達する傾向にあります。熱帯擾乱が次々発生しているので、引き続き観察していきたいと思います。

今後の台風シーズンに備え、十分に注意して過ごしましょう!

台風13号2023の進路予想!米軍と気象庁windyでは関東最接近はいつ?

おすすめの記事