台風5号(ソングダー)のたまごである熱帯低気圧が正式に台風5号となりました。

こちらでは台風5号の今後の発達、進路現在地、日本への影響についての情報をお伝えしていきます。

アメリカ米軍(JTWC)・気象庁ヨーロッパ中期予報センターwindyなどの進路図を比較しながら最新情報をお伝えしていきます。

台風の定義は「熱帯低気圧の風速が 17.2m/s を超える」ことが含まれますが、熱帯低気圧のままでも十分影響がある場合がありますので注意していきましょう!

また、台風に発達した際には日本への接近場所や上陸の可能性なども確認していきたいと思います。

台風5号たまご発生!最新情報

アメリカ米軍による台風警戒センター(JTWC)によると、マリアナ諸島に熱帯低気圧が発生しており、そちらが正式に台風として発表されました。

昨日発生していた「台風5号」のたまごは24時間以内に正式に「台風5号」へと発達しました。今後は奄美王島方面へと向かう進路になっています。

 

(米軍)7月28日15時00分

画像引用元:米軍JTWC

台風のたまごは熱帯低気圧から始まり、「風速」が17.2m/Sを超えるかどうかで台風と位置づけられます。発達状況は以下のように丸の色で変化しますよ!赤丸になると要注意です。

米軍の衛星図の見方

【黄色い丸(LOW)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い。
【オレンジ丸(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤丸(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)

続けて、気象庁の台風予報も見ていきましょう。

すでに気象庁でも熱帯低気圧が確認されています。このまま行くと進路は西北西・北北西と進み、奄美王島に接近する見込みとなっているようです。

 

また、台風には台風委員会で決定している台風名がつけられます。

台風5号になると「Songdaソングダー」となりますよ!

「台風委員会」には日本・アメリカも加盟しています!そこで用意された名前140個中の112番目の台風名がベトナム提供の「Songdaソングダー」(北西ベトナムにある川の名前、の意味)」です!

台風5号の米軍(JTWC)台風警報センターの進路図

アメリカ国防総省の機関、米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報を見ていきましょう!

米軍JTWCは、台風や津波などの発生を予想していち早く発表することで有名で、精度も高いと好評ですよ。

7月28日現在、台風5号「ソングダー」が発表されています。

進路予想は以下のようになっています。

今後の発達具合によって進路図が変更される可能性もあるので、注意してみていきたいと思います。

あわせて、台風にならずに消滅することも多々ありますが、その場合には新たに発生した別の熱帯撹乱が台風5号のたまごになります。

 

米軍JTWCはアメリカ海軍と空軍が合同でハワイに設置しているよ!台風や熱帯低気圧の進路図などを一般の人でも確認できる、便利なサイトです!

 

台風5号の気象庁の進路図

再度日本の気象庁の台風情報を見ていきましょう!

7月27日現在、台風5号のたまごとなりそうな熱帯低気圧が確認されていましたが、7月28日に正式に「台風5号」として進路も発表されています。

7月28日
気象庁の台風情報

画像引用元:気象庁

 

米軍の衛星図で赤丸になる頃には台風として発表される可能性があるので注意してみていきたいと思います。

また、7月27日18時現在の天気図を見てみると、日本を覆うように低気圧があることがわかります。

 

なお、台風の発達には周辺の海面水温が大きく関係します。

気象庁では海面水温の発表もされており、海面水温が高いエリアを通過する熱帯低気圧は、台風へと発達する可能性が高いため、参考に見ていくと良いですよ!

画像引用元:気象庁

日本の南の方のピンクのエリア(30度以上)が増えていることがわかります。

海面水温が「26.5度以上」になると台風が発達します。太平洋の南側やフィリピン海は海面水温が高いよ!

 

夏になると海面水温が上昇するため、台風になりやすくなりますので注意が必要です。

 

台風5号:Windyの進路予想は?

ダイバーや釣り人など野外活動家にも大人気のオンライン天気予報「Windy」。

チェコ提供のリアルタイム天気予報サービスですが、ヨーロッパ中期予報センター等のデータがベースとなっており、信憑性が高くわかりやすいと好評ですよ!

「Windy」では9日先の天気予報をわかりやすく見ることができます。

7月11日時点ではまだ台風らしい風の渦は確認されません。

 

 

名前の通り「風」だけでなく、雨・雪など大気の流れが表示されており、渦を巻いた台風などが接近する様子もリアルにわかります。台風の現在地の確認などにも便利ですよ!

位置や時間も簡単にずらすことができて、細かい気象予報が見れるよ!
画面左下の赤い「▶︎」ボタンを押すと自動で日付が進みます。隣の白いバーで好きな日付まで進めることも可能です。

 

台風5号のヨーロッパの進路予想は?

台風5号のたまごについて、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の情報や進路図もみていきましょう!

ヨーロッパECMWFでは「10日先」までの気象情報・進路予想を見ることができます。

以下は「東アジア」地域の進路予想図になりますが、7月11日現在は米軍が示した場所にまだ台風5号らしき渦は確認されていませんでした。今後については追記していきます!

台風5号・ヨーロッパ

 

↓日付を進めて数日後を確認しても、日本近海には熱帯低気圧の渦は確認されませんでした。

台風5号・ヨーロッパ

 

こちらもヨーロッパで信憑性の高い気象予報として有名ですよ!

 

ヨーロッパ中期予報センターの設立は1975年。ヨーロッパの23カ国が加盟しており、イギリスに本部がある歴史ある機関ですよ!

ECMWFもスーパーコンピューターによる気象予報で「世界一の数値予報精度」とも言われている信頼できる機関です!

 

日本に接近する?上陸の可能性についても

台風5号のたまごが発生しています。

米軍でその熱帯低気圧が捉えられており、気象庁でもまもなく台風5号になるであろうと予測されています。

このままの進路で行くと、沖縄を直撃するルートになりそうです。ただ、ルートは変わる可能性がありますので要注意です。

台風のたまごは周辺の海面水温などにより、その発達や速度が変わります。台風にならずに消滅することもありますが、今回の熱帯低気圧は台風5号へとなりそうです。引き続き情報を見ていきたいと思います!

 

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