台風6号トローセスが沖縄本島付近で発生しました。台風5号の影響もあり今後の発達や進路情報が注目されています。
こちらの記事では、台風6号(トローセス)の位置や進路予想について、気象庁と米軍台風警戒センターのそれぞれの進路図で比較してお伝えします。
また今後の進路が沖縄・九州へ接近・上陸になるか?についても見ていきたいと思います。
なお、日本近海の海面水温が高い季節となり、台風が連続して発生する時期となりました。7月に発生した台風は3個目となります。
夏休みと重なり旅行や帰省などの予定の方も多いと思います。早めの備えで万全にしていきましょう!
目次(こんなことがわかります)
台風6号の進路予想の最新情報は?
沖縄本島付近で台風のたまごが確認されていますが、正式に台風6号(トローセス)となり進路情報などが発表されました。
現在台風6号は時速30キロで北に進んでいます。
【台風発生】
7月31日(日)12時、沖縄本島付近で台風6号(トローセス)が発生しました。
台風5号が引き込む湿った空気と、この台風6号の影響で、沖縄や奄美、西日本の各地などで激しい雨の降っている所があります。
明日にかけて大雨に注意・警戒してください。https://t.co/Zrv4VUsBtF pic.twitter.com/ELezaUoFvr— ウェザーニュース (@wni_jp) July 31, 2022
台風6号は8月1日の正午には熱帯低気圧に変わる見込みとなっています。
ただ、沖縄近海では台風5号が発生した影響で空気が湿っていることもあり、台風6号とあいまって激しい雨となっているところもあるようです。
台風6号:気象庁の進路図と気圧
台風6号の気象庁の進路図、そして今後の進路予報を見ていきましょう。
31日15時時点で、台風6号は那覇市の北西100kmに位置しており北北西に向かって進んでいます。
存在地域:那覇市の北約100km
中心位置:北緯27度05分 (27.1度)
東経127度35分 (127.6度)
進行方向、速さ:北北西 35 km/h (20 kt)
中心気圧:998 hPa
最大風速:18 m/s (35 kt)
最大瞬間風速:25 m/s (50 kt)
【01日03時の予報】
存在地域:九州の西
予報円の中心:北緯30度55分 (30.9度)
東経126度40分 (126.7度)
進行方向、速さ:北 35 km/h (19 kt)
中心気圧:998 hPa
最大風速:18 m/s (35 kt)
最大瞬間風速:25 m/s (50 kt)
予報円の半径:85 km (45 NM)
【01日15時の予報】
存在地域:チェジュ島の北北東約70km
予報円の中心:北緯33度55分 (33.9度)
東経126度55分 (126.9度)
進行方向、速さ:北 30 km/h (15 kt)
中心気圧:1000 hPa
予報円の半径:120 km (65 NM)
台風6号:米軍JTWCの位置と進路図
米軍JTWC台風警戒センターでの台風6号の情報を見ていきましょう。
米軍JTWCとはアメリカ国防総省の機関である「米軍合同台風警戒センター(JTWC)」で、アメリカ海軍と空軍が合同でハワイに設置しています。台風・熱帯低気圧の進路図などを発表していますよ!
こちらでも「台風6号」の姿を捉えています。
最初、台風のたまごは熱帯撹乱から始まります。その後の風速などにより台風かどうか判断されますが、米軍JTWCではその発達段階に応じて色を変えて表示しています。
世界協定時刻での表示となり、日本時間に置き換えるには「+9時間」をしてみていきます。
台風6号:沖縄・九州への影響は?
台風6号の沖縄・九州地方への影響が気になりますね。
台風6号は沖縄近海で発生しているため、沖縄地方には影響をもたらせているようです。
気になる今後の進路として、気象庁の発表によると8月1日午前3時には「九州の西」に位置する予報となっています。
九州を縦断する可能性は低そうですが、台風は離れていても雨や風の影響が出ますので、十分な注意が必要です。
台風6号:Windyの進路予想は?
チェコが提供する天気予報サービス「Windy」では風の流れなど台風の様子をわかりやすくみることができます。
9日先の天気予報まで見れるので、台風6号がどのように進んでいくのがが見れますよ!
チェコ提供のサービスですが、ヨーロッパ中期予報センターのデータがベースとなっており、信憑性が高いですよ!
釣り人やサーファー・ダイバー・登山家なども見るツールで、WEB上でも見れるほか、スマホアプリもありますよ。
台風6号進路予想比較のまとめ
台風6号トローセスは沖縄近海で発生し、九州・韓国方面へと進む見込みとなっています。
今のところ九州への上陸の見込みはないものの、雨風の影響があると思われます。
中心気圧は低くないとはいえ、高波・雨風の影響はありますので十分に注意していきましょう。