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台風11号(ノウル)のたまごが台風11号になりました!こちらでは台風11号のたまごの発生から消滅までについて「米軍台風警報センター」「ヨーロッパ中期予報センター」「気象庁」から、最新情報や進路予想を調査していきたいと思います。
また、台風11号の日本へ最接近するタイミングや上陸するのか進路は?そして気になる「勢力」についても注視してお伝えしていきます。
台風は他の台風によって影響を受けたり、太平洋高気圧の勢力、偏西風の流れなど台風の発達や進路に大きく影響するため、まだ予報は変わることもあります。進路を大きく変える可能性もありますが台風シーズンですので注意をしてこまめにいきましょう!
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目次(こんなことがわかります)
米軍台風センターの台風11号たまごの進路
台風11号の米軍の予報図
アメリカ米軍の合同台風警報センター(JTWC)の予想図では、台風11号の発生を捉えています。
米軍では台風11号のたまご(熱帯低気圧)の段階からすでに予報図に捉えられていました。今後台風11号の進路について確認していきたいと思います。
9月17日(木)14:30の図
9月16日(水)14:30の図
「TD13W(熱帯低気圧)」から「TS13W(台風)」となりました。
9月16日(水)深夜2:30の図
フィリピン東に「TD13W」として発生しました。
米軍の予報では、日本時間の9/15(火)の予報図で、フィリピンの東に巨大な雲域が発生しており、熱帯擾乱(低圧部)とされていましたが、そちらが台風11号となりました。
上の図で「TS13W」とあるのが台風11号になります。昨日は「90W」とあり24時間以内に台風のたまごか熱帯低気圧になる可能性が示唆されていたものが台風となりました。
台風とは、北西太平洋または南シナ海で発生した熱帯低気圧の低気圧域内の最大風速が「風速17m(34ノット)」以上となったものが台風と呼ばれますが、米軍の予報では最大25ノット(風速12.85m)です。
以下は昨日までの台風のたまごの段階から捉えられていた予報図になります。次項で進路予報を見ていきたいと思います。
9月15日(火)14:30の図
フィリピン東の熱帯擾乱「90W」が赤色に変わっています。
9月15日(火)深夜2:30の図
フィリピン東の熱帯擾乱「90W」がオレンジ色に変わっています。
9月14日(火)15:00の図
フィリピン東に熱帯擾乱「90W」が黄色い丸で捉えられました。
通常、熱帯擾乱が発達する段階で、丸の色が「黄色」→「オレンジ」→「赤」等に変わっていき、赤色に変わる頃には「進路図」が発表されます。
台風11号の米軍の進路図
米軍の進路図は精度が高いと言われていますが、進路の予想図によるとフィリピンの東からベトナムやタイ方面に向かう予報となっています。
日本には接近しない予報となっています。
9月17日(木)15:00の進路図
9月16日(水)14:30の進路図
9月16日(水)深夜2:30の進路図
ただ、今後の状況によって進路は多少変わる可能性がありますので引き続き確認していきたいと思います。
【LOW/黄色い丸】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い
【MEDIUM/オレンジ色丸】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる
【HIGH/赤色丸】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達すると思われる
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)となったことを示す
台風11号:気象庁の進路予報
気象庁でも台風11号について発表されました。以前から台風11号のたまご(熱帯低気圧)の発生を捉えていましたが、そちらが「台風11号」として正式に発表されました。
通常、台風のたまごの熱帯低気圧が発生し、日本へ近く見込みが高まると「熱帯低気圧」として進路図が発表されますが、現在は「台風11号」としての発表になります。
今回は日本への接近の可能性は低いですが、進路の予報は以下のように発表されています。
↓9月17日15時の予想図↓
9月17日15時現在の現在地は南シナ海で、中心位置は「北緯 15度20分(15.3度)/東経 113度05分(113.1度)」になり、現在は992haです。
台風11号のたまご(熱帯低気圧)の今後の進路は、以下のように南シナ海からベトナム・タイへと進む予報になっています。
・17日15時の予報 南シナ海を北西へ(992ha)
↓
・18日15時の予報 ベトナム(992ha)
↓
・19日15時の予報 タイ(熱帯低気圧)
また、正式に台風11号となると、「ノウル」と言う名前がつけられます。
また、気象庁の天気図を見ると、フィリピンの東(画像左下)に次に台風11号になりえる熱帯低気圧の記載「熱低」が見えます。
なお、台風の発生や発達は海面水温と非常に密接な関係にあるそうです。
台風は「海面水温が27度」を超えると発生するそうですが、今年は例年以上に高い状態が進んでいたようで9月以降も太平洋の海面水温は高い状態です。
↓9月15日の海面水温↓
日本のすぐ周りの海面水温は色がピンク→赤色となり少し温度が下がりましたが、依然として太平洋上の海面水温は高いので台風のたまごが続いて発生してもおかしくない状況です。
↓9月12日の海面水温↓
9月に入っても、海水温度が高いままなので台風のたまごがいつ発生してもおかしくありません。
昨年も10月に大きな台風が発生していますので、油断なりません。
十分に注意して過ごしたいですね!
日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会「tenki.jp」でも台風11号の発生が発表されています。
進路は気象庁と同じく、ベトナムラオスを通り、20日にはタイへ抜ける予報となっています。
日本へ向かう可能性はなさそうです。
ヨーロッパ予報センターの台風11号の予想は?
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、現在から「10日先」までの東アジア地域の進路予想図が発表されており、天候や台風発生などの長期的な傾向を捉えるのに便利なツールです。
9月16日(水)に確認したところ、ここから10日、こちらでは台風のたまごや熱帯低気圧の発生はしばらく見受けられません。
ただ9月に入っても依然として海水面の温度が高いのでいつ台風のたまごが発生してもおかしくありません。
【9月11日の予想(9/11情報)】
日本付近にかかっている渦は先に発生した「台風10号」になります。
【9月12日の予想(9/11情報)】
まだ日本の南には台風のたまごらしきものは見当たりません。
【9月13日の予想(9/11情報)】
【9月14日の予想(9/11情報)】
台風11号:Windyで見る進路は?
釣り人などが愛用する「Windy」では、台風のみならず風や雨情報など最新の情報を見ることができる便利なツールです。
こちらでも同じく9/14時点では、米軍が示した位置に台風のたまごらしき姿が少し見えるものの、正式に台風になるような状態ではありませんでした。
Windyでは最大9日先までの情報を見ることができますが、ここしばらくは天候が安定した状態が続きそうです。
風のみならず、気温や雲の様子、雨・雷など、画面を切り替えて見ることができます。
台風11号の日本への接近と上陸はある?勢力についても!
「台風11号」が9月16日(水)に正式に発表されました。
台風のたまごとなる熱帯低気圧を米軍が捉えていましたが、そちらが台風11号となっていますが、日本へは接近しない進路となっています。
ただ9月に入っても依然として海水面の温度が高い状態が続いているので、いつ他の台風のたまごが発生してもおかしくない状態ではあります。
台風11号は日本接近や日本上陸の可能性はほぼないと言えそうですが、続いて他の台風のたまごが派生する可能性もありますので、引き続き注視していきたいと思います。
台風11号は発生か?進路のまとめ
台風11号が正式に発生しました。
米軍の予報で捉えられていた熱帯擾乱は「今後24時間以内に台風になる可能性が高い」とされていましたが、そちらが台風11号となりました。気象庁やヨーロッパ中期予報センターでも台風の進路が見て取れます。
台風11号のたまごから「消滅」まで、引き続き見ていきたいと思います。
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