台風10号(ダムレイ)が日本の南で発生しました。今後、日本の本州付近に接近して北上する見込みとなっています。
こちらでは台風10号についての最新情報や進路予想と勢力(強さ)や大きさ、今後の日本への影響について、
・アメリカ米軍(JTWC)
・ヨーロッパ中期予報センター
・気象庁
・windy
などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!
台風シーズンのため台風が連続して発生しています。
今回は台風9号とダブル台風になるので、それぞれの強さや、進路が気になるところです。早速みていきましょう!
5年保存の非常食 防災用品を7日分38種類50品をセットにした心も満たす7日間非常食満足セット災害食 防災食にも
目次(こんなことがわかります)
台風10号2023発生!勢力と進路の最新情報
2023年8月26日現在、台風10号は南鳥島近海に位置しています。
今後は985〜990ヘクトパスカル程度で大きな発達は予想されていないものの、日本の東を北上する見込みとなっています。
上陸の可能性は今の所はなさそうですが、本州に接近しそうな予報です。
【台風情報】台風9号(サオラー)は非常に強い勢力となりました。来週中頃は先島諸島に影響するおそれがあります。
台風10号(ダムレイ)は明日の夜にも関東の東の海上に達する見込みです。https://t.co/FntisAtV59 pic.twitter.com/8Xd6xmj2Hb— ウェザーニュース (@wni_jp) August 26, 2023
台風第10号は、南鳥島近海に位置しています。
■中心の気圧:985ヘクトパスカル
■中心付近の最大風速:23メートル
■最大瞬間風速:35メートル
台風10号の米軍(JTWC)の進路予想は?
アメリカ米軍の台風警戒センター「JTWC」のレーダーでも「台風10号」の発生を捉えています。
米軍では、通常は台風のたまごと言われる熱帯擾乱(じょうらん)をいち早く捉えると有名です。
JTWCでは6時間ごとにデータが更新されていきますが「世界協定時刻」で表示されます。「9時間」を足した時間が日本時間になります。
米軍の予想図
米軍JTWCの衛星図でも台風10号の発生をとらえています。
下の図にある赤色の矢印「TS 08W」が台風10号です。
米軍でははじめ台風になりそうな熱帯低気圧を捉えており、最初「TD」で表記され、その後、台風の階級が「TY」となりました。
「TY」=Typhoon の意味で、台風の階級は風速に応じて表記が変わり勢力の目安となります。
引用元:米軍JTWC
↓
「TY」=Typhoon(台風)
【オレンジ(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)
また風速が強まったり弱まったり、と台風の階級の発達に合わせて階級が変わり、勢力の目安となります。
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
※「TD(Tropical Depression)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧
米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。
米軍の進路予想
米軍JTWCの進路予想図を見ると、台風10号は今後日本方向に向けて進んでいく予報となっています。
「27/18Z」は8月27日の18時の意味ですが、日本時間にするには9時間を足して28日の午前93頃となります。
28日3時には日本の東に位置しているように見えますが、この時点での風速は65ノット(約30メートル)と予想されています。
引用元:米軍JTWC
その後、台風10号の進路は大きく東へと変わりアリューシャン列島へと進む見込みです。
3色の円は、円内の風速がどれくらいかを表しています。
ーー(濃い赤)ーー 風速50ノット(25m/s)暴風域
ーー(ピンク)ーー 風速64ノット(32m/s)暴風域
台風10号:気象庁の最新情報は?
台風10号ダムレイの進路予想について日本の気象庁の予報を見てみましょう。
中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっていますが、今後も995hPa程度の勢力と大きく発達の見込みはありませんが、台風のまま日本の南へと進んできます。
引用元:気象庁
存在地域:日本の東
進行方向、速さ:北北西 45 km/h (25 kt)
中心気圧:995hPa
中心付近の最大風速:23m/s (45kt)
最大瞬間風速:35m/s (65kt)
暴風域の予想については「5日先までに、台風第10号の暴風域に入る確率が0.5%以上の地域はない」との予報です。
気象庁の天気図では、日本の南に「台10号」の表記がある場所が台風10号です。
引用元:気象庁
台風10号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)はスーパーコンピューターで計測された天気予報で、信憑性の高い気象予報です。
データは「15日先」までの気象予報・進路予想などを見ることができてとても便利です。
こちらでは27日〜28日にかけて台風10号の姿が日本の東にある様子がわかります。
【8月27日の予想図】
引用元:ECMWF
【8月28日の予想図】
引用元:ECMWF
ECMWFの表記は「色の違い=風速」で表されています。
- 「黄色:10M」
- 「黄緑:15M」
- 「緑:20M」
- 「濃い緑:25M」とされています。
台風10号:Windyで見る進路は?
チェコが提供するオンライン天気予報サービス「Windy」の予報でも台風の発生を捉えることができます。
無料で、PCだけでなく携帯のブラウザやアプリなどで見ることができ、雨・風・雪・波の様子がリアル可視化されて見れるサービスとして人気が高まっています。
釣り人やサーファーにも人気!台風の時期になると進路なども見れるようになります。
引用元:Windy
画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなりますよ!
台風10号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会が運営する「tenki.jp」でも台風の発生や進路をわかりやすく伝えてくれます。
台風9号・台風10号とダブル台風ですが、それぞれについて解説されています。
引用元:tenki.jp
台風第10号は、26日15時現在、南鳥島近海にあって、北北西へ毎時35kmで進んでいます。中心気圧は985hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。この台風は、27日15時には日本の東に達し、28日15時には宮古市の東約270kmに達するでしょう。台風はこの後、温帯低気圧に変わり、30日15時にはアリューシャンの南に達する見込みです。台風周辺海域および進路にあたる海域は、しけ~大しけとなるため厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、27日10時30分の予定です。
台風10号が発生!日本の本州に接近、上陸はなし?
気象庁、米軍、ヨーロッパなど各国の予報ではいずれも台風10号の姿があり、進路予想が出ています。
米軍・気象庁などの進路予想によると、勢力は大きく発達はしないものの、日本の東を北上する見込みで、付近を通る船舶などへ注意を呼びかけています。
今のところ日本の本州への上陸の可能性は少なそうですが、離れていても雨風や波の影響がある場合もあるため、十分に注意することをおすすめします。
海面水温も高く、台風シーズンのため、日本の南でも熱帯擾乱がいくつか見られます。
いつ台風のたまごが発生してもおかしくない状況が続いていますので、随時更新していきます。
今後も台風シーズンとなっていますので今後もどんどんと台風とが発生する可能性があります。
早めに台風に備えて十分に注意して過ごしましょう!