台風1号(ヴォンフォン)のたまごがフィリピンのミンダナオ島の東に発生しました。今年初なので「台風1号」になります。日本への上陸の可能性があるか気になりますね!
これからの進路予想やルートを米軍JTWC・気象庁・ヨーロッパ中期予報センターの進路図で確認していきたいと思います。また日本へ上陸の可能性についてもまとめています。
目次(こんなことがわかります)
台風1号2020発生!最新情報は?
台風1号のたまごであった熱帯低気圧は14日12時現在、フィリピンの東に位置しています。
徐々に発達をし、現在は中心気圧は965hPaで「強い」台風となっており、今後15日(金)から16日(土)にかけてフィリピンを進む見込みです。
その後、進路を東に変えたあと18日に沖縄の南に達する予想ですが、その後19日頃には熱帯低気圧に変わる見込みだそうです。
沖縄では18日頃は雨となる予想です。
5月以降に台風が発生するのは4年ぶりだそうです。
なお、「ヴォンフォン」は「すずめ蜂」の意味で、マカオが用意した名前です。
名前は日本も含む14ヶ国が加盟した「台風委員会」で、各国が提案した名前140個を順番につけていきます。
米軍の進路予想図
アメリカ米軍の台風警報センター(JTWC)でも台風1号の発生を捉えています。
以前から台風のたまごを捉えていましたが、こちらでも台風に発展しています。
赤い字でかかれた「TD01W」が台風1号の位置です。
画像は協定世界時(UTC)5月13日の日本時間で2時15分になります。
こちらは米軍の台風1号の進路予想図。右上に小さく見える島が日本の先島諸島です。
今後の進路は「北」よりに進みフィリピンに近く見込みの様子。
米軍の予報によると、日本列島には近づく可能性は現段階では少なそうですね。
※「15/12Z」=協定世界時(UTC)の「日/時」になります。
→9時間足すと日本時間=5月15日21時です。
気象庁の進路予想図
気象庁では5月12日の22時20分に「台風1号」が発生したと発表しました。
今後はフィリピン(14〜16日)→バシー海峡(17日)→沖縄の南(18日)というルートをたどるようです。
日本列島に近く見込みは少なそうですね!
■進路方向/速さ :北 ゆっくり
■中心の気圧:965ヘクトパスカル
■最大風速 :40メートル
■最大瞬間風速:60メートル
ヨーロッパ中期予報センターの進路予想図
ヨーロッパの中期予報センターでも進路予想図を見てみましょう。
12日にはフィリピンの右側に小さな黒丸があり、これが台風1号です。
↓14日もフィリピン付近です。
↓15日には丸い台風の姿を見つけることができません。
おそらく台風は消滅する予想となっているようです。
台風1号の日本への影響は?
台風1号については、米軍・気象庁の進路予想図を見ると、
現段階では18日に日本の沖縄の南へ近く見込みです。
台風の勢力が増してきましたが、18日に沖縄の南に近づいたあと、19日には暴風域はなくなり熱帯低気圧に変わる見込みのようです。
ただ、18日頃には沖縄付近では雨風が強まる可能性もあるそうですので、土砂災害などに注意をした方が良さそうです。
引き続きチェックしていきたいと思います!
台風1号2020のまとめ
今年2020年もついに台風が発生しました!
今年は新型コロナウイルス感染症などで外出制限などが出ていますので、これから夏に向けて大型台風や災害などが懸念されていましたがいよいよ、と気が引き締まる思いですね。
台風1号は日本列島へ近く前に消滅する見込みですが、このあと季節的にも台風が発生しやすくなります。
2020年には日本にも大きな被害をもたらした台風ですので、今年も十分に注意して過ごしていきましょう!