台風20号アッサニーが発生しましたが、今後の進路が注視されています。
アメリカ米軍台風警戒センター(JTWC)や気象庁、ヨーロッパ中期予報センターの進路図で確認していきたいと思います。
10月に入って発生した台風の多くはベトナム方面へと進みましたが、台風20号の進路は現時点ではではフィリピン方面へと進みそうです。
熱帯低気圧の風速が 17.2m/s を超えると「台風」とされていますが、台風20号は日本列島へ接近するのか?なども合わせてお伝えしています。
目次(こんなことがわかります)
台風20号:米軍アメリカJTWCの進路図
アメリカの海軍と空軍が共同で設置した国防総省の機関「米軍台風合同警戒センター(JTWC)」では、台風のたまごや熱帯的圧の発生や予報を素早く知ることができます。
米軍では現在は台風19号と合わせて台風20号(ATSANIアッサニー)を捉えています。
(米軍)10月30日15時
日本の南に台風20号「TD23W ATSANI」があります。
進路は現時点ではフィリピンに向かって進む予想となっています。
台風や熱帯低気圧のたまごが見つかると、発達段階に合わせ丸印などで表記されていきます。
通常、台風のたまごや熱帯低気圧が発生すると進路図なども発表されていきます。
米軍の進路図に記載されている時間は「協定世界時」のため、「+9時間」をして日本時間に置き換えることができます。
【オレンジ色丸(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤色丸(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)
また、台風19号が発生した際の名前はタイが提供した「ATSANIアッサニー(雷)」になります。
台風20号:気象庁の進路図
気象庁でも「台風20号」が発表されています。近くには先に発生した台風19号の姿も捉えられています。
台風20号の進路は、気象庁の予想でも現時点ではフィリピン方面に進むようです。
(気象庁) 10月30日21時
気象庁が発表している11月1日の天気図のアジア・太平洋エリアを見ると台風が発生しているのがわかります。
また、台風の発生に大きく関係する「海面水温」を見ると、日本の南には30度を超えるエリアがあります。
まだ台風の発生の可能性がありますので、注意して見ていきたいと思います。
台風20号:Windyの進路予想は?
気象サービス「Windy」(チェコ提供)は釣り人やダイバーなど多数が愛用する便利な気象サービスです。
ヨーロッパ中期予報センターのデータを使って、風や波などを可視化して見れるため、台風になりそうな風の渦などを素早く見つけることができます。
9日先までのデータを見れますが、11月4日付近になると強い渦がフィリピン近くに接近するのが確認できます。
台風20号:ヨーロッパの進路予想は?
「ヨーロッパ中期予報センター」では10日先の予報を見ることができます。
「東南アジア」付近の様子を見てみましたが、11月4日の進路図では台風の形がはっきりみてとれます。
こちらが台風20号と思われます。
今後台風のたまごが発生しそうな際に素早く見つけることが出来るので確認していきます。
中期気象予報のための数値解析手法を開発している国際組織。イギリスにあり、ヨーロッパ22ヶ国が加盟しています。
台風20号の日本上陸や本州への影響は?
台風20号が発生し、進路がまだ定まらない予想となっています。
11月に入って多くの台風はフィリピン・ベトナム方面へと向かいましたが、今回の台風20号も同じようなルートを辿る可能性が出ています。ただ予報円に日本の沖縄方面が入る可能性があるため注意が必要です。