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台風8号(ドーラ)がミッドウェー諸島近海で発生しました。
強い勢力とされていますが、今後進路を北よりに進む見込みで、日本への接近・上陸など影響はなさそうですが、この方面の船舶などは十分な注意が必要です。
こちらでは台風8号についての最新情報や進路予想と勢力(強さ)や大きさ、今後の日本への影響について、
・アメリカ米軍(JTWC)
・ヨーロッパ中期予報センター
・気象庁
・windy
などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!
8月に入って、6号、7号ともに日本への影響をもたらせているので台風8号についても進路が気になるところです。早速みていきましょう!
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目次(こんなことがわかります)
台風8号2023発生!最新情報は?
2023年8月12日、台風8号が発生しました。
台風8号は8月17日6時現在、ウェーク島近海に位置しています。
【台風発生】
西経域から進んできたハリケーンDORAがミッドウェー諸島近海で強い台風8号(ドーラ)になりました。
180度経線を越えて気象庁の監視領域(北西太平洋)に入ったためです。域外から入るのは数年に一度あり、今回は2018年台風17号(ヘクター)以来5年ぶりです。https://t.co/fbMHmnenxe pic.twitter.com/PPZx2iSgws
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 12, 2023
中心気圧は996ヘクトパスカルで西北西へ進み、今後はこのままウェーク島近海をすすむ予報です。
17日前後には熱帯低気圧に変わる見込みとなっているようです。
日本へ到達する予測にはなっていないようですが、付近を通る船舶などは十分な注意が必要です。今後の動向を注視していきたいと思います。
台風8号発生!米軍(JTWC)の進路予想は?
台風の発生や状況をいち早く捉えると言われるアメリカ米軍の「JTWC」のレーダーでは8月12日現在「台風8号」の発生を捉えています。
米軍では、通常は台風のたまごと言われる熱帯擾乱(じょうらん)を捉え、その発達具合を追いながら徐々に台風に段階があがりますが、今回の台風8号は初めから「台風」としての発表となりました。
なお、JTWCでは6時間ごとにデータが更新されていきます。
米軍の進路図は「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。
米軍の予想図
下の図にある赤色の丸「RMNTS 05E DORA」が台風8号です。
現在は「RMNTS」は「Remnants」の略系で、「残り、痕跡、残骸」などの意味になります。
台風がすでに熱帯低気圧に変わったあとにこのような表示になります。
「TY」=Typhoon(台風)の状態から、「TS」=Tropical Stormとされており、「TS」はおよそ17m/s(34ノット)以上〜25m/s(48ノット)未満のものを指します。
風速が強まったり弱まったり、と台風の階級の発達に合わせて階級が変わり、勢力の目安となります。
引用元:米軍JTWC
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
米軍では始め熱帯擾乱や熱帯低気圧を○で捉え、台風の発達スピードや風速に応じて色を変えて表示しています。「台風」に発達すると矢印で表記されますよ。
米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。
米軍の進路予想
米軍JTWCでは台風8号DORAの進路予想図を発表しています。
ミッドウェー諸島は日本からは4000キロ以上離れた場所にあります。このままの進路の場合、日本への接近の可能性は少なそうです。
引用元:米軍JTWC
「18/00Z」は8月18日の0時の意味ですが、日本時間では9時間を足して18日の9時頃となります。
画面左下に小さく見えるのが「ウェーク(Wake)島」です。
台風8号:気象庁の最新情報は?
台風8号ドーラの発生をいち早く発表した気象庁の予測をみていきましょう。
8月12日10時30分に「西経域から進んできたハリケーンが強い台風第8号になりました。」と発表しました。
ミッドウェー諸島近海に位置しており、今後はゆっくりと北西に向かう予報となっています。
現在も台風のままですが、今後17日前後に熱帯低気圧に変わる予報のようです。
引用元:気象庁
現在、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなっています。
暴風域に入る確率が0.5は今の所はないようです。
日本周辺海域の天気図には表示されていませんが↓、
引用元:気象庁
広域で捉えるとわかりますよ!
台風8号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)はスーパーコンピューターを使った計測で、信憑性の高い気象予報です。「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。
こちらでも台風8号らしき渦の姿が捉えられていますが、日本へ接近する見込みはなさそうです。
色の違い=風速で、「黄色:10M」「黄緑:15M」「緑:20M」「濃い緑:25M」とされています。
台風8号:Windyで見る進路は?
オンライン天気予報サービス「Windy」の予報でも台風8号を捉えています。
「Windy」はチェコが提供しており、雨・風・雪・波の様子を視覚的にリアルに見れるサービスとして人気。
雨・風・雪・波の様子を視覚的にリアルに見れる天気予報で、釣り人やサーファーにも人気!データも信憑性が高いといわれていますよ!
引用元:Windy
画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなりますよ!
台風8号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会が運営する「tenki.jp」でも、台風8号の発生を発表しています。
17日にかけてウェーク島近海を進む予定と発表、船舶への注意を呼びかけています。
引用元:tenki.jp
強い台風第8号は、12日15時現在、ミッドウェー諸島近海にあって、西北西へ毎時30kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は40m/sです。この台風は、17日にかけて、ウェーク島近海を北よりに進む見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、13日10時30分の予定です。
台風8号2023は日本へ接近する?各国の進路予想まとめ
気象庁、米軍、ヨーロッパなど各国の予報ではいずれも台風8号の発生を捉えています。
ただ、日本からは遠く離れた場所で、来週16日ごろには熱帯低気圧に変わる見込みのため、日本への影響の可能性は低そうです。
この方面の船舶などは十分に注意が必要です。
今後も台風シーズンとなっていますので今後もどんどんと台風とが発生する可能性があります。
早めに台風に備えて十分に注意して過ごしましょう!
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