台風が続々と発生してトリプル台風などになっていますが、台風13号の発生や、進路や勢力、日本への上陸があるかなどが気になります。今回の台風13号は関東への接近がある見込みとなっており注視されています。
こちらでは台風13号についての最新情報や進路予想と勢力(強さ)や大きさ、今後の日本への影響について、
・アメリカ米軍(JTWC)
・気象庁
・ヨーロッパ中期予報センター
・windy
などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!
9月もまだまだ台風が発生していきます。連続台風となる可能性もあるので早速みていきましょう!
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目次(こんなことがわかります)
台風13号2023発生と関東への接近は?
【台風情報】
9月7日(木)6時現在、台風13号(インニョン)は日本の南を北北東に進んでいます。今日から明日8日(金)にかけて伊豆諸島では強まる風雨に注意してください。8日(金)には関東や静岡周辺などに接近・上陸する可能性があります。今後の情報にご注意を。https://t.co/lJz6qJRU1T pic.twitter.com/P32IqrEfUy
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 6, 2023
米軍でも気象庁と同じ位置に熱帯低気圧が捉えられています。
各国の最新情報や進路をみてみましょう!
台風13号の米軍(JTWC)の進路予想は?
アメリカ米軍の台風警戒センター(JTWC)では、台風の発生や状況をいち早く捉え、進路などを発表します。一般の人もアクセスできます。
米軍では、台風のたまごと言われる熱帯擾乱(じょうらん)をいち早く捉え、その発達具合を追いながら徐々に台風になっていく状態が見えます。詳しく見ていきましょう!
米軍の予想図
米軍JTWCの衛星図では、台風13号を赤色の矢印「TS12W “YUN YEUNG"」で捉えています。
米軍では、始め熱帯擾乱や低圧部を○の印でとらえ、熱帯低気圧(台風含む)の発達スピードや風速に応じて色を変えて表示しています。熱帯低気圧(台風を含む)に発達すると矢印で表記されます。
現在は「TS」=Tropical Stormで、最大風速 17m/s以上25m/s未満を差します。
引用元:米軍JTWC
こちらは「ひまわり」の衛星写真で見た台風13号の様子。台風の目ははっきりと映っていません。
引用元:米軍JTWC
【オレンジ(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)
なお、熱帯低気圧(台風含む)となると「赤矢印」で記号とともに示されます。
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
※「TD(Tropical Depression)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧
米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。
米軍の進路予想
米軍で台風13号の進路図が準備されています。次の更新でさらに具体的な進路が出ますのでこちらも更新していきます。
「08/06Z」は9月8日の6時の意味ですが、日本時間では9時間を足して8日の15時頃となります。
日本時間で8日の15時には関東近海に位置しているように見えますが、この時点での風速は30ノット(約15メートル)と予想されています。
なお、世界協定時刻(UTC)で表示されるので、日本時間にするには「9時間を足して」見ます。
引用元:米軍JTWC
台風13号:気象庁の最新情報と進路は?
台風の実況と予報(進路図)
台風13号は、9月7日現在、日本の南に位置しています。今後は八丈島の南南東〜関東の南東へと進み、日本の東へと抜ける進路予報になっています。
進行方向、速さ:北北東 25 km/h (13 kt)
中心気圧:998hPa
引用元:気象庁
今後の進路
存在位置:東海道沖
進行方向、速さ:北北東 15 km/h (9kt)
中心気圧:994hPa
存在位置:関東地方
進行方向、速さ:北北東 15 km/h (9kt)
中心気圧:1002hPa
白い破線・・・・・予報円(台風の中心が入る確率70%)
赤線内の領域・・・暴風警戒域(暴風域に入る可能性のある範囲)
赤い円内・・・・・風速25m/s以上の暴風の範囲
黄色い円内・・・・風速15m/s以上の強風の範囲
青い実線・・・・・今までの台風の経路
暴風域に入るエリア
台風13号(たまごの熱帯低気圧)の暴風域に入りそうなエリアが発表されていますが、「5日先までに、台風13号の暴風域に入る確率が0.5%以上の地域はありません。」となっています。
引用元:気象庁
天気図
気象庁の天気図では、日本の南に「熱低」と表示されている熱帯低気圧があります。現在は998ヘクトパスカルとなっています。
引用元:気象庁
台風13号:Windyで見る進路は?
チェコが提供している人気のオンライン天気予報「Windy」を見てみましょう。データはヨーロッパで信頼されている「ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)」が提供しているので精度が高いと言われています。
windyは雨・風・雪・波の様子がリアル可視化されて見れる上、台風の進路予想なども見ることができます。
引用元:Windy
画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなりますよ!
台風13号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、イギリスを拠点とした国際組織でヨーロッパ23カ国が加盟している信憑性の高い気象予報です。
「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。
こちらでは直近の日付では台風13号のたまごらしき姿は見えません。左下に見えるのは台風11号になります。
(9月6時点)
引用元:ECMWF
日付を進めてみると小さな風の渦が見えます。
(9月7日時点)
引用元:ECMWF
ECMWFでは色の違い=風速として表示されており、
- 「黄色:10M」
- 「黄緑:15M」
- 「緑:20M」
- 「濃い緑:25M」
とされています。台風の場合は中心が濃い緑となっている円状の渦で表されますよ。
台風13号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会が運営する「tenki.jp」を見てみましょう。
引用元:tenki.jp
台風第13号は、7日6時現在、日本の南にあって、北北東へ毎時25kmで進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。この台風は、8日6時には東海道沖に達し、9日3時には関東地方に達するでしょう。台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、10日3時には日本の東に達する見込みです。台風周辺地域および進路にあたる地域は強風や大雨に、台風の進路にあたる海域はしけに警戒が必要です。次回の台風情報は、7日10時30分の予定です。
台風13号2023の最新情報と進路予想まとめ
気象庁、windy,ヨーロッパなど各国の予報で、日本の南に台風13号のたまごの発生が捉えられていましたが、9月5日に正式に台風13号へと変わりました。
今後、台風13号の進路はいずれも日本の南〜東海道沖〜関東〜日本の東、という見込みになっています。関東に上陸するおそれがあるため注視していきたいと思います。
台風と離れている場所でも、風が強くなったり、海上では波が強くなるため、海のレジャーや船舶などは常に十分な注意が必要です。
9月に入っても、まだ海面水温が高いため、台風が発達する傾向にあります。熱帯擾乱が次々発生しているので、引き続き観察していきたいと思います。
今後の台風シーズンに備え、十分に注意して過ごしましょう!