台風6号は8月11日朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました。米軍・気象庁などいずれも台風6号の情報を終了しています。
台風6号(カーヌン)のたまごがフィリピン海で台風となり、沖縄を直撃した上、迷走して九州へと進みました。
今後、九州や関西など日本列島への上陸はあるのでしょうか?レジャーシーズンなので色々と不安という声も。
こちらでは台風6号についての最新の台風情報や進路予想、今後の日本への上陸・影響などについての台風情報を、
・気象庁
・アメリカ米軍 台風警戒センター(JTWC)
・ヨーロッパ中期予報センター
・windy
などの予報から比較してお伝えします。今後も台風シーズンとなるので十分に注意して過ごしましょう!
目次(こんなことがわかります)
台風6号2023の最新情報は?
台風6号は8月11日朝鮮半島で熱帯低気圧に変わりました。
台風6号は、8月10日18時現在、対馬近海にあります。九州の鹿児島県、熊本県、長崎県などを暴風域に巻き込みながら北へ進んできましたが、今後は朝鮮半島方面へと向かいます。
台風の勢力は980ヘクトパスカルを維持してゆっくりすすみ、8月10日の夜には朝鮮半島、12日以降には温帯低気圧に変わる予報となっています。
依然として雨、そして海上では波などに十分な警戒が必要です。
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【台風6号は熱帯低気圧に】
沖縄や西日本に大きな影響をもたらした台風6号(カーヌン)は、今日8月11日(金)3時に朝鮮半島で勢力を落として熱帯低気圧に変わりました。
台風として存在した期間は14日間となり、歴代15位タイの長さとなっています(速報値)。https://t.co/SscxXBL9oU pic.twitter.com/HncfOvby9w— ウェザーニュース (@wni_jp) August 11, 2023
※以下は熱帯低気圧に変わる前の情報になります。
現在、中心の東側440キロ以内と西側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いていますが、この後、朝鮮半島に進んだあと、温帯低気圧に変わります。
台風6号:米軍(JTWC)の進路予想は?
アメリカ・米軍の合同台風警報センター(JTWC)の予想図でも、台風6号の発生を捉えています。
米軍JTWCはアメリカ海軍と空軍が、共同でハワイに設置したアメリカ国防総省の機関で、精度が高いと評判です。
米軍の予想図
下の図にある赤い矢印「TS06W KHANUN」が台風6号です。JTWCでは6時間ごとに更新されていきます。
「TD」=Tropical Depression=熱帯低気圧の状態から
↓
「TS」=Tropical Storm(台風)
↓
「TY」=Typhoon(台風)
のあと、また「TS」=Tropical Storm(台風)となり、階級が下がりましたが依然として強い勢力となっています。
「TS」は最大風速17m/s(34ノット)以上〜25m/s(48ノット)未満のものを指します。
米軍でも勢力が強い台風と捉えていることがわかります。
引用元:米軍JTWC
範囲も大きく依然として台風周辺では勢力は弱まっても雨風には十分な注意が必要です。
引用元:米軍JTWC
米軍の進路予想
米軍JTWCの進路予想では、台風6号は沖縄付近で停滞したあと、九州方面へ向かい朝鮮半島へ抜ける予報となりました。
8月10日の9時以降には朝鮮半島へと向い、その後は大陸方面へと進む見込みです。
「10/Z」は8月10日の10時の意味ですが、日本時間では9時間を足して10日の朝9時頃となります。
【8月10日時点の今後の進路予想】
引用元:米軍JTWC
3時間ごとの台風6号の位置情報は以下のようになっています。
●部分は通った場所、白い丸はこれから通る場所の予報です。
引用元:米軍JTWC
台風6号:気象庁の最新情報は?
台風6号カーヌンの進路予想について日本の気象庁の予報を見てみましょう。
8月10日9時現在、対馬近海にあり、ゆっくりした速さで北に進んでいます。
引用元:気象庁
今後の進路は、10日の夜には朝鮮半島に位置する予報で、中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートルになる予想です。
存在地域:朝鮮半島
進行方向、速さ:北北西ゆっくり
中心気圧:985hPa
中心付近の最大風速:20 m/s (40kt)
最大瞬間風速:30 m/s (60 kt)
存在地域:朝鮮半島
進行方向、速さ:西北西 ゆっくり
中心気圧:990hPa
8月10日9時の予報では対馬近海に位置し、中心気圧は980hPa、
10日には朝鮮半島
12日には朝鮮半島で熱帯低気圧に変わる見込み
という進路予報となっています。
台風6号:Windyウィンディで見る進路は?
オンライン気象予報サービス「Windy」 での進路をみていきましょう。
チェコが提供しているWEB(アプリ有!)で雨・風・雪・波の様子を視覚的にリアルに見れる天気予報として、国内でも人気が高まっています。
引用元:Windy
台風6号のヨーロッパ中期予報センターの予想
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)はスーパーコンピューターを使った計測で、信憑性の高い気象予報です。
「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。
こちらでも台風6号の存在が確認されており、日付を進めると8月7日〜8月8日には九州を縦断し、その後、朝鮮半島へと抜けていきます。
引用元:ECMWF
台風6号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報
日本気象協会が運営する「tenki.jp」でも台風6号の発生が発表されています。
大型で非常に強い台風6号は、他の予想と同じように、8月10〜11日にかけて日本の九州から朝鮮半島へ抜ける見通しとなっています。
台風第6号は、10日9時現在、対馬近海にあって、北へ毎時20kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。この台風は、10日21時には朝鮮半島に達し、11日9時にかけて朝鮮半島を北上した後、熱帯低気圧に変わる見込みです。台風周辺地域および進路にあたる地域は暴風や大雨に、台風の進路にあたる海域は大しけに厳重な警戒が必要です。次回の台風情報は、10日13時30分の予定です。
引用元:tenki.jp
台風6号2023の日本へは沖縄上陸のあと、九州四国へ接近の可能性!
気象庁、米軍、ヨーロッパなど各国の予報を見ると、台風6号2023(カーヌン)は沖縄付近を迷走、停滞しました。その後は九州の奄美・屋久島から、対馬を通り朝鮮半島へと向かって熱帯低気圧に変わる予報です。
勢力は980ヘクトパスカル付近まで上がるものの、依然として雨風も強く暴風や大雨に警戒が必要です。
海上は大しけ、高波や高潮のほか、離れている海域にも影響があるので海でのレジャーには十分に気をつけたいですね。
早めに台風に備えて十分に注意して過ごしましょう!
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