8月31日台風12号(キロギー)が発生しており、6時現在トラック諸島近海に位置しています。

台風が続々と発生しており、台風12号の進路や勢力、上陸があるかなどが気になります。

こちらでは台風12号についての最新情報や進路予想と勢力(強さ)や大きさ、今後の日本への影響について、

アメリカ米軍(JTWC)
ヨーロッパ中期予報センター
気象庁
windy

などの各国の気象予想からまとめてお伝えします!

9月もまだまだ台風が発生していきます。連続台風となる可能性もあるので早速みていきましょう!

台風9号についての最新情報はこちら!

台風11号についての最新情報はこちら!

5年保存の非常食 防災用品を7日分38種類50品をセットにした心も満たす7日間非常食満足セット災害食 防災食にも

台風12号2023たまご最新情報と日本への影響

台風12号がトラック諸島近海で発生、今後は小笠原〜日本の南へと進む予報です。

米軍気象庁の両方が台風のたまご(熱帯低気圧)を捉えていましたが、どちらも予想通り台風となりました。

気象庁によると、今後の進路は小笠原近海を通り、日本の南へと進む予報となっています。

各国の進路予想をみてみましょう!

台風12号の名前は「Kirogi(キロギー)」。世界の「台風委員会」で用意された140個中の3番目の名前です。北朝鮮提供で「がん(雁)」の意味!でも勢力などとは関係ありません。

台風12号の米軍(JTWC)の進路予想は?

アメリカ米軍の台風警戒センター(JTWC)では、台風の発生や状況を捉え、進路などを発表します。

米軍では「台風12号」の発生を捉えており進路図が発表されました。

米軍では、台風のたまごと言われる熱帯擾乱(じょうらん)をいち早く捉え、その発達具合を追いながら徐々に台風になっていく状態が見えます。詳しく見ていきましょう!

JTWCはアメリカ空軍・海軍が合同でハワイに設置しているアメリカ国防総省の機関だよ!台風のたまごをいち早くとらえ、精度も高いと評判。

米軍の予想図

米軍JTWCの衛星図で台風12号を「TS11W "KIROGI"」で捉えています。

米軍では始め熱帯擾乱や低圧部を○の印で捉え、熱帯低気圧(台風含む)の発達スピードや風速に応じて色を変えて表示しています。熱帯低気圧(台風を含む)に発達すると矢印で表記されます。

始め「TD」=熱帯低気圧の状態から始まり、現在の台風の階級は「TS(Tropical Storm)」=最大風速17m/s以上、25m/s以下のものを表します。

熱帯低気圧の「風速」が17.2m/Sを超えるかどうかが「台風となるか」の目安となりますよ!

引用元:米軍JTWC

【台風12号の発達の様子】

「TD」=Tropical Depression=熱帯低気圧

「TS」=Tropical Storm(台風)
米軍の衛星図の丸の見方
【黄色(LOW)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性は低い。
【オレンジ(MEDIUM)】熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高いが24時間以上かかる。
【赤(HIGH)】24時間以内に熱帯低気圧(台風含む)に発達する可能性が高い。
【赤色矢印】熱帯低気圧(台風含む)
【水色(SUB TROPICAL】台風後、熱帯低気圧に変わる可能性

また、米軍の衛星写真では以下のように台風12号が写っています。

 

 

なお、熱帯低気圧(台風含む)となると「赤矢印」で記号とともに示されます。

記号は、台風の階級(風速)に合わせて「TS」や「TY」など階級が変わり、勢力の目安となります。

 

米軍の衛星図の赤矢印の記号(TS/TYなど)の見方
台風の英文では、最大風速によって次の3階級に分けられます。
【TS】(Tropical Storm)およそ17m/s以上25m/s未満「海上強風警報」に相当
【STS】(Severe Tropical Storm) 25m/s以上 33m/s未満「海上暴風警報に相当」に相当
【TY】(Typhoon)33m/s以上「海上台風警報に相当」に相当
※「TD(Tropical Depression)」は台風のたまごと言われる熱帯低気圧

米軍の予想図は6時間ごとに更新されていきますが、「世界協定時刻」で表示されるので、日本時間に置き換えるには「9時間を足して」みていきます。

 米軍の進路予想

米軍では台風12号のたまご(熱帯低気圧)の進路図が発表されました。

「04/18Z」は9月4日の18時の意味ですが、日本時間では9時間を足して5日の深夜3時頃となります。

引用元:米軍JTWC

日本時間で9月5日の深夜3時には九州の南に位置しているように見えますが、この時点での風速は40ノット(約20メートル)と予想されています。

進路図は6時間毎に更新されます。

台風12号:気象庁の最新情報と進路は?

台風12号の最新情報
気象庁の最新情報では、8月31日6時時点、台風12号はトラック諸島近海に位置しています。
現時点での気象庁の進路予想、暴風域の範囲などの最新情報は以下の通りです。

台風の実況と予報(進路図)

現在は998hPa、今後は990hPa程度まで発達し、南鳥島近海〜小笠原近海を通り、日本の南へとすすむ見込みです。

引用元:気象庁

台風の実況図の見方
✖️印・・・現在の台風の中心位置
白い破線・・・・・予報円(台風の中心が入る確率70%)
赤線内の領域・・・暴風警戒域(暴風域に入る可能性のある範囲)
赤い円内・・・・・風速25m/s以上の暴風の範囲
黄色い円内・・・・風速15m/s以上の強風の範囲
青い実線・・・・・今までの台風の経路

 

暴風域に入るエリア

台風12号の暴風域に入りそうなエリアは以下の通りです。

9月2日前後に暴風域に入るエリアが示されています。

引用元:気象庁

天気図

気象庁の天気図では、日本の南に「熱低」と表示されているものが台風12号のたまごで、998ヘクトパスカルとなっています。

「熱低」と書かれた部分が台風12号のたまご=熱帯低気圧の位置で、矢印が進む向きです。日本近海の天気図を全体的にみることができます。

引用元:気象庁

 

台風12号:Windyで見る進路は?

「Windy」はチェコが提供している今人気のオンライン天気予報サービス「Windy」を見てみましょう。

8月30日現在:windyでは気象庁と同じ場所に風の渦を捉えています。

 

雨・風・雪・波の様子がリアル可視化されて見れる上、台風の進路予想なども見ることができます。

データはヨーロッパで信頼されている「ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター」が使用されているのでデータの精度は高いと言われています!PCだけでなく携帯のブラウザやアプリもあります。

釣り人やサーファーにも人気!台風の時期になると進路なども見れるようになります。

引用元:Windy

画面右上の「ー」を押して拡大すると日本周辺が見やすくなりますよ!

windyの今後の進路の見方
 左下の矢印をタップすると、9日先までの予想が流れで見れます。段々と渦が強くなり、日本列島に接近していく予報です。右上の「ハリケーントラッカー」をタップすると今後の台風の進路予報が見れて便利です。
台風12号キロギーについては以下のような進路予報が出ています。「KIROGI」と書かれたマークをクリックすると以下のように進路予想が見れますよ!

台風12号のヨーロッパ中期予報センターの進路予想

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)は、ヨーロッパで信憑性の高い気象予報です。

「15日先」までの気象予報・進路予想を見ることができてとても便利です。

ECMWFはスーパーコンピューターの気象予報だよ!世界一の数値予報精度とも言われるんだって!

こちらでは直近の日付でも台風12号のたまごらしき姿は見えます。日付を進めて見てみると日本方面に少しずつ進んでいく様子がみれます。

(8月29日時点)

引用元:ECMWF

ヨーロッパ中期予報センターとは?
中期気象予報のための数値解析手法を開発している国際組織。イギリスにあり、ヨーロッパ22ヶ国が加盟しています。

 

色の違い=風速として表示されており、

  • 「黄色:10M」
  • 「黄緑:15M」
  • 「緑:20M」
  • 「濃い緑:25M」

とされています。

台風12号2023:日本気象協会tenki.jpの進路予報

日本気象協会が運営する「tenki.jp」を見てみましょう。

8月31日現在の情報:台風12号がトラック諸島近海で発生しており、31日に南鳥島近海〜3日には日本の南に位置すると予報されています。

 

引用元:tenki.jp

 

台風第12号が30日21時に発生しました。台風第12号は、30日21時現在、トラック諸島近海にあって、北北西へ毎時10kmで進んでいます。中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。この台風は、31日21時には南鳥島近海に達するでしょう。台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、3日21時には日本の南に達する見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、31日10時30分の予定です。

台風12号2023の最新情報と進路予想まとめ

気象庁、米軍、ヨーロッパなど各国の予報のうち、いずれもトラック諸島近海で台風12号を捉えています。

進路は小笠原近海を通り日本の南へと進む予報となっていますが、まだ進路は変わる可能性があります。引き続き注視していきたいと思います。

台風と離れている場所でも、風が強くなったり、海上では波が強くなるため海のレジャーなどには十分な注意が必要です。

まだ海面水温も高い時期のため、他にもいつ台風のたまごが発生してもおかしくない状況が続いています。随時更新していきます。

今後の台風シーズンに備え、十分に注意して過ごしましょう!

おすすめの記事